グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

子どもの自己肯定感を高くするのは、とてもシンプルだと思います。

 

子どもを評価しないで、そのままで愛しているよと伝える。

 

成績が良いから愛してる。

 

良い子なら愛している。

 

これは条件付きの愛ですね。

 

そうではなく、シンプルに愛しているよ!と伝える。

 

実は日本人はこれが一番苦手なのです。

 

夫婦でもお互いに愛していると言いあいませんし、子どもへも言わないのが日本の文化です。

 

私はアメリカの映画を見て、夫婦が毎日のように「愛しているよ!」と言い合い、子どもへも「愛してるよ」と言うのを見てビックリしました。

 

日本人は気持ちを表現しないとか、色々と言われますが、これは文化として「言わぬが花」とか「沈黙は金」などと言わない奥ゆかしさ良しとする価値観が強く社会にあったのだと思います。

 

そして謙虚を良しとするので、妻や子どもを褒めない。

 

奥さんを愚妻と言い、子どもを豚児と言うなんて失礼ですが、けなすことが美徳なのですね。

 

そして海外のように「自慢の息子です」とか「美しい妻です」とか人に言うのはとてもはしたない。

 

この文化の中で子どもや若者の自己肯定感を上げるのは無理です。

 

だから内閣府が2019年6月18日、令和元年(2019年)版「子ども・若者白書」を公表しましたが、日本の若者の「自己肯定感」は諸外国の若者に比べて低く、欧米など6か国との比較でもっとも低かったのは当たり前だと思います。

 

なんとか子どもたちの自己肯定感を高くして、その子たちが若者になった時に若者の自己肯定感が高くなって欲しいです。

 

そのためには子育ての親が価値観を変えて、自分は言われてなくても、子どものあるがままを認めて、無条件に愛してるよ!と伝えていく。

 

自己肯定感が高くなると、レジリエンスも強化され、心が折れにくくなり、困難を乗り越えやすくなります。