グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

子育てで間違えやすいのが、子どもの自己肯定感を高めることと、子どもを褒めて育てることの違いです。

 

それまでの日本の教育は、褒めるのではなく、けなしてハングリー精神を鍛えて、なにくそチクショウと思わせて頑張らせる。

 

私の若いころは東京オリンピックの東洋の魔女の時代で、大松監督がスパルタで魔女たちを痛めつけていました。

 

そのしごきに耐えて、彼女たちが金メダルを取ったのでそれが美談になっていまいましたが、今から思うと違う気がします。

 

根性でスポーツをする時代は終わり、スポーツは頭です。

 

効率的に体を鍛え、データーを分析し、食べる物も考える時代です。

 

今の選手の褒め方は、相手の才能や考え方を信じて任せながら、うまくいかない時には冷静にアドバイスして支えるのが重要で、ただただ良いね!うまいね!などと褒めまくるのとは違います。

 

いつからオリンピックへ出ることが、楽しい!に変わったのでしょうか?

 

もちろん負けたら悔しいし、必死で勝つために参加しているのは、今も昔も変わらないと思います。

 

それでも選手が楽しんでいる様子が分かる種目が増えている気がします。

 

精神を鍛え、根性をつけるためにスポーツをするのではなく、スポーツが好きだからする。

 

スポーツが楽しいからする!

 

ドジャースの大谷選手は、本当に楽しそうでみているこちらも楽しくなります。

 

楽しいからトレーニングで鍛えて、万全を期す。

 

誰からに言われてやったり、イヤイヤではないのが伝わってきます。

 

褒めて育てるのは、褒めて相手を動かそうとする下心がある場合が多いのです。

 

褒め殺しという言葉があるぐらい、褒めるのは気をつけないと、褒められるためにやるとか、評価が気になるから頑張るになりやすいのです。

 

そうではなく、失敗しても成功しても、あるがままの自分を肯定できる自己肯定感が育つことが一番大事です。