グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

発達障害の情報はネットやブログだけでなく、一般の新聞にも普通に取り上げられるようになりました。

 

今朝の東京新聞には、「明日への扉」として、大きく『発達障害の「特性」を強みに』の記事が出ていました。

 

高原雅之さん(36歳)埼玉県鶴ヶ島市の転職6回、確立した職場の自分として紹介されてます。

 

発達障害の一種、自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されている高原さんは感覚が過敏だそうです。

 

とても我が家の長男(47歳)と似ていて興味深く記事を読みました。

 

『子どもの時から、周囲の人を「自分と違い過ぎて人として見られなかった」り、生活に支障が出るほどではなかったが、大学時代の就職活動が最初の壁だった。』そうです。

 

なんとか就職しても1年でうつ病で退職したり、同僚とうまくやりとりができなくて自信を無くして落ち込んだ時に、スマートホンで目にしたのが、ADHDを自己診断できるサイトで、その傾向があると試して分かったそうです。

 

大学まで生活に支障が無かったのは、長男よりも症状が軽い気がするのですが、28歳の時に病院でADHDと診断されたそうです。

 

障害者として働くために、精神障碍者保健福祉手帳を取得。

 

まづは自信をつけたいと障害者雇用で事務職につき、給与は低くても期待も低くプレッシャーが無かったそうです。

 

長男の時には診断名が出なくて障害者枠を考えなくて、本人の特性として働ける場所を探して右往左往したので、診断名が出ると障害者枠で働く選択肢が出てくると思いました。

 

自分のことを「コミュニケーションが不得手で、他の人と共感のポイントが異なるため、相手の気持ちに配慮できないことがある」「曖昧な指示が分からないので、論理立てて説明してほしい」と特性として向き合えたそうです。

 

つまり強い特性がなくても、生活や仕事に支障があれば障害となり、支障がなければ特性となるのですね。

 

おかげさまで長男は生活や仕事に支障がないので、今は特性です。