グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
今回が最後ですが、子どもが統合失調症でも、発達障害でも、子どもへの接し方がとても大事だと分かり、「あなたの力が 家族を変える」高森信子著からもう一つ引用します。
家族ができる重要なポイントは三つ
1.「あなたは私にとって、とても大切な人、大切な宝物だよ」と伝える
2.生きているだけでりっぱなんだ、と今の存在をプラスの評価で認めること
3.相手の気持ちをわかってあげること
この高森さんの書かれている三つは、言い方が少し違いますが、私がお伝えしたいと思っていることと重なります。
私は1番に発達障害の子どもはコミュニケーションが不得意なことが多いので、その子の言葉ではなく、気持ちに寄り添い、同感ではなく共感してあげることが大切だと思います。
私が以前にも書きましたが、共感は同感と違って、相手と自分の気持ちが違っていて良い。
でも自分の靴を脱いで、相手の靴をはいてみて、この靴ならこう感じるかな?と相手の気持ちを想像してみるのが共感です。
同感は靴が同じサイズで「同じだね!」と喜ぶようなものです。
共感は違っているけれど、相手の気持ちを分かろうとすることです。
気持ちを分かってもらえると子どもはとてもホッとします。
そして2番目に相手のあるがままを認める。
自分の存在を欠点も含めてそのままで受け入れてもらえると、子どもは心からホッとします。
最後は、あなたは私の宝物、あなたが子どもで良かったと伝える。
子育てで苦労している最中は、なかなかあなたが子どもで良かったと思えないかもしれません。
わが家の長男も私の試練が服を着て歩いていると思春期のころは思いました。
それでも長男のあるがままを認め、少しでも気持ちに共感しようと努力をしてきたら、本当に長男は私の宝物になり、たくさん助けてくれる大事な息子になりました。
私が4月末に人工股関節置換手術をして電車に乗れなくても、すでに持っているチケットのコンサート会場まで送り迎えを長男が何回もしてくれ、こんな優しいあなたが息子で本当に良かったと心から言えました。
子どもは愛が伝われば、成長し、発達し、その子らしい素敵な大人になります。