グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

昨日のコメントにもいただきましたが、子どものため!と思ってガミガミママになってしまうのですね。

 

もちろん子どものタイプや特性や環境によって、ガミガミ言わなくても済む場合はあります。

 

私は母からガミガミ言われた記憶がなくて、いつもニコニコしていた母の印象しかありません。

 

わが家は特殊なケースで、自宅で母が社交ダンスの教習所を開いていて教師をしていたので、いつも大人がたくさん出入りしていました。

 

当時はお手伝いさんもいて、母は子育てでいっぱいになってガミガミすることもなく、空いた時間でとても可愛がってもらった記憶があります。

 

私は一人っ子だったので、大人に囲まれて甘やかされて育てやすい子どもだったそうです。

 

家庭環境は複雑で、父とは住んでいなくて、本妻さんがいたので、母は愛人でした。

 

でも父にも可愛がられて愛された思い出がたくさんあるので、寂しい思いをしないで楽しくダンスの先生たちやお手伝いさんに可愛がってもらいました。

 

近くの公立小学校へ行きましたが、一度も後ろ指をさされたり、妾の子とか、愛人の子とからかわれたこともありません。

 

今ならいじめられていたかもしれませんね。

 

母には私しかいないので、「あなたは私の宝物」と言われたら、素直に自分は母の宝物なんだと思っていました。

 

そう言われて育ったのに、息子には宝物と言う余裕もなく、狭いアパートの部屋で機嫌の悪い息子にイライラし、その行動をちゃんとしたくてガミガミばかり言っていたのです。

 

まだ長男が1歳半までは頑張ってましたが、次男が年子で産まれてからは、一人で二人の息子に振りまわされて軽い育児ノイローゼでした。

 

今でも私が次男を抱いてお乳をあげていたら、部屋の隅で悲しい目で指をしゃぶりながら私をにらんでいた長男を思い出して胸が痛みます。

 

子育ては手がある方が親子で救われますね。

 

子どもとだけ向き合って煮詰まると余裕がなくなり、ますますガミガミ言ってしまいました。