グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

実は子どもの自立を目指すのは、とても難しい問題があります。

 

ある程度の仕事ができる程度の障害ならば、経済的自立も不可能ではありません。

 

でも発達障害や他の障害がある場合には、収入に差があるにしても、なかなか自分の収入だけで家賃を払い、自立して生活するのは難しい場合が多いです。

 

私は精神的に自立していれば、経済的自立はできなくてもかまわないと思います。

 

もちろん親が抱えきれなくなれば、生活保護を受けられますし、福祉に頼るのも正しい依存だと思うのです。

 

それを無理に自活させようとして、家から出すのは、孤立になりやすいです。

 

自立は本人が自分から出て行くことで、無理に家から追い出すことは本人の孤立になってしまいます。

 

わが家は長男が一生懸命自分なりに働いているので、その生活がまわっていくように支援しています。

 

実家に部屋があり、まだ私も元気で夫と2人も息子も一緒の3人も同じことなので、家賃は少しもらっていますが、食費もこみなので、一人でアパートに住むよりは楽だと思います。

 

食事も2人分も3人分もあまり違わないので、野菜を多くして、バランスを考えてあげられるので私は作った方が気が楽です。

 

そして少しずつ親の私たちが歳を取り、長男に重い物を運んでもらったり、買い物へ行ってもらったり、助けてもらうことも増えていて、お互いさまになってきました。

 

友人たちの同じ歳の子どもたちは、結婚して子どもが大学生になっている人もいます。

 

それでも上を見ればキリがありませんし、病気で亡くなったお子さんや辛い友人もたくさんいます。

 

他の人と比較して落ち込んだり、元気になるのは意味がありませんね。

 

他人の不幸は蜜の味にはなりたくありません。

 

その子にはその子の幸せがあり、親もそれぞれの幸せがありますね。

 

良い親子関係がお互いの幸せの鍵だと思います。