グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

子どもには期待をしないで、心から応援だけする。

 

これは就職に失敗した長男を支えた時に痛感したことです。

 

次の面接はなんとかなるはず!

 

次の仕事はうまくいくはず!

 

とつい期待してしまうと、面接で落ちた、仕事がクビになった時に親も一緒にガッカリしてしまいます。

 

そして本当は落ちたり、クビになった本人が一番辛い思いをしているはずなのに、親が落ち込んでしまうのです。

 

私の知り合いで、息子が中学受験をして第一志望に落ちて、第二志望に進学することになった時に、本人は「この学校も悪い学校ではないから、これから頑張る」と前向きだったのに、母親が寝込んだケースがありました。

 

彼女は「この学校に入るために、旅行もしないで、4年生から塾に通って頑張らせたわけではない!」と言って、どうしても第二志望校を受け入れられなかったのです。

 

つまりとても優秀だった息子に期待していたから、その期待が裏切られたと感じ、ショックで寝込んでしまったのです。

 

もちろん受験を応援もしていたと思いますが、期待が強かった分だけダメだった時のショックが大きかったのだと思います。

 

誰からも期待もされないのもとても寂しいことです。

 

そこが難しいのですが、具体的な結果を期待するのではなく、きっとあなたにとって良い道があると思うと期待するのです。

 

長男がどんな仕事に向いているのかも分からず、次々にくびになると、親子で本当に不安になりました。

 

でも必ず長男に合う仕事があるはずだと信じて、その道が与えられることを期待して、面接を続けることを応援しました。

 

車で面接場所の近くのファミレスまで送り、私はお茶を飲んで待ったこともありますし、母と長男と三人で車で面接場所の近くへ行き、ランチに三人で回転ずしを食べたこともあります。

 

何度も面接で落ちるので、せめて面接へ行くことを楽しもうと思ったのです。

 

受かる!と期待するのではなく、受かると良いわね!書類で落ちないで面接まで来られて良かったね!と応援しました。

 

私は車の運転が好きなので、ハローワークにも面接にも運転して付き合って、往復の車でのおしゃべりを楽しみました。

 

親ができることはそれぞれなので、手弁当とか、前の日のトンカツとか、応援する気持ちが子どもに伝わると良いですね。