グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

世の中は効率がとても大事にされるので、なかなか普通の会社では同じ給料を払う場合は、少しでも効率良く働いてくれそうな人を雇いたいと思うのは仕方がありません。

 

長男が歯科技工士の仕事が向いていないと分かり、やっと近所で見つけたゲームソフトを売るお店では、本人は好きなゲームに関係のある仕事だし、店長さんも良い人で喜んで働きました。

 

真面目に遅刻もしないで、欠勤もしないで週に5日間のアルバイトとして通いました。

 

けれども1年近く過ぎた時に「君はミスが多くて、そのチェツクに時間を取られてしまい、時給分の仕事してもらっていない」

 

「話をきちんと聞いていないからミスになるので、メモを取るとか工夫して欲しい」と言われて、当時出てきていたボイスレコーダーを買って、言われたことを吹き込むようにしていました。

 

それでも接客態度が良くないとか、言われたことをやれていないとかで、「週に2日にしてあげるから、この一か月で次の仕事を探しなさい」と店長に言われてしまいました。

 

一方的にすぐにクビにするのではなく、とても誠意のある店長さんだと感謝しました。

 

それでも障害者枠ではないので、効率を求められますし、本人の特性への配慮はないので、そのまま雇ってもらうのは無理だったようです。

 

何か特技や資格がないと、どうしても求人では販売や接客業が多くなってしまいます。

 

それもコミュニケーションが不得手なので、面接で落ちる事が多く、向いている仕事以前に雇ってもらえる仕事を探すのが大変でした。

 

そのため発達障害の親の会では、どんな資格でも良いから履歴書に書ける資格を取る努力が、就業に繋がりやすいとお伝えしてきました。

 

就職で障害者枠を使える場合は違いますが、グレーゾーンで障害者枠を使えない時はその子の特性を活かす資格があると安心です。