グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

考えてみたら、夫はたまたま商社へ入り、みんなと同じことができなくても「ユニーク!」と言ってもらえる環境でした。

 

それでも他の会社の人との対応とか、本人としてはストレスが多くて、50歳の時に早期退職者制度を使って退職し、それからはアルバイトのような気楽な仕事をしていました。

 

夫が「会社を辞める」と言った時はショックしたが、子どもたちは成人していて、向いていないサラリーマンを27年も家族のために続けてくれていたので、「ご苦労様でした」と心から言えました。

 

その後はアルバイト的な仕事を続けることができて、金銭的にはもったいない気がしましたが、精神的には楽な生活を50歳からできたことは良かったと思っています。

 

もし夫が銀行へ入っていたら、ミスも多く、発想もユニーク過ぎて、銀行の中ではパッシングにあっていたと思います。

 

ある程度自由な商社でも、ストレスが多かったので早期退職をして、仕事を選ぶことの大切さを痛感しています。

 

私は夫のユニークさが好きで結婚したのですが、今になってみると夫よりも私の方がユニークだったのかもしれません。

 

長男が問題を起こした時に「僕はたまたま右に足を出して今があるけれど、長男は左に足を出した気がする」と夫が言ったぐらい、二人は似ていると思いました。

 

どちらも社交的ではなく、友人が少ない。

 

夫は長男を見ていて、自分に似ていると思ったそうです。

 

私は社交的で友人が多く、次男がとても似ています。

 

だから発達障害は夫と長男で、私と次男は定型発達と思い込んでいたのですが、人間の発達に普通はありませんね。

 

私はたまたま主婦になり、ミスが許され、母も私のミスを「あなたにはもっと良いところがあるから、ミスが多いのは問題ではない」と言ってくれたので、普通と思っていましたが、73歳になってユニークかもしれないと思っています。

 

どれだけ本人の特性に合った仕事を見つけられるかが大事ですね。