グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
親業(ゴードンメソッド)では、相手の行動を見て、それを自分がどう感じたのかを「行動の四角形」というツールで、客観的に整理します。
これは練習が必要で、自分の気持ちを客観的に見る訓練になります。
ただ漠然と自分の気持ちを見ようとしても、どうやって見てよいか分かりません。
私はゴードンメソッドの「行動の四角形」が一番好きなんですが、それは初めて自分の気持ちを客観的に見ることができて、自分は長男を愛しているけれど、こんなに彼の行動は非受容で否定的に見ているのだと気づけたからです。
能動的な聞き方(アクティブリスニング)や、わたしメッセージ(Iメッセージ)は心理学の技法として、今では一般的になってきていますが、「行動の四角形」だけはゴードンメソッドにしかありません。
カウンセラーは他人の話を聞くので、客観的になりやすく、相手の気持ちに共感する訓練をすると、共感できるようになります。
でも親子の場合は、関係が近すぎて、愛しているとますます客観的になりにくいです。
だから「行動の四角形」で相手の行動を自分が受容できているか?非受容かを、受容線で四角形を分けて、整理します。
初めて自分の気持ちを客観的に整理してみて、ほとんどの長男の行動を私は非受容だと気づけました。
長男を愛していたし、親として一生懸命だったのですが、長男の気持ちに共感することを考えたこともありませんでした。
それよりも、私の気持ちを分かって欲しいとか、周囲の空気を読めとかばかり思っていました。