グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

親は真剣にどうやってわが子の自己肯定感をあげるかを真剣に考えることができます。

 

できれば先生も余裕があれば、その子の欠点を指摘してなんとかしよう!ではなく、少しでも良い所があれば、それを具体的に指摘して認めてあげて欲しいです。

 

色々な人のエッセーなどで、「先生に文章が上手だと小学生の時に言われて、それから書く事が好きになり、小説家になりました」とか、「小学校の先生が絵をほめてくれて、それが自信になって絵が大好きになり、今の画家としての自分があります」など先生の影響を読むことがあります。

 

先生にしたら何気ない一言かもしれませんが、言われた子どもの一生を左右するかもしれない一言なのです。

 

親はどうしても親バカになりやすくて、子どもたちも真剣に受け止めにくいかもしれません。

 

でも第三者の先生の言葉は、とても子どもの心に響きます。

 

以前にも書きましたが、トモエ学園の校長先生がトットちゃんを非難しないで、君は良い子だよと毎日のように言い続けてくれたことが、今のユニークな黒柳徹子さんを作っている気がします。

 

もちろんご両親や友人やたくさんの人の影響で今の素敵な徹子さんができたと思うのですが、小さい時に公立小学校を退学になるぐらいのユニークな徹子さんを「君は良い子だよ」と言い続けた校長先生の影響は大きいと思うのです。

 

親業には教師学という、教師と生徒の関係の築き方を学ぶコースがあります。

 

コミュニケーションで信頼関係を築くのは、親子も先生と生徒も同じなのです。

 

いつも先生たちに講演をする機会がある時には、親はどうしてもわが子の問題を自分の問題にしてしまうけれど、先生は自分の問題にしないで信じて支えることができるので、どうかどんな子どもでも、その子の将来を信じて、その子をあるがままで認めて支えて欲しいとお願いしてます。

 

親は将来が不安で心配で、なかなかあるがままのわが子を信じられないのですが、先生は自分が担任になったり、関係している時だけで良いので、本気でその子を信じて欲しい。

 

先生に信じられた子どもは自信もできて、強くなります。

 

根拠はなくても良いので、生徒の見えない未来を先生には信じて欲しいです。