グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
実は私は長男のためと思って、いくら口で言っても分からない時には、「次は叩きますよ」と予告編を付けて叩いていました。
だから虐待の報道には心がキリキリと痛みます。
今から思うと、長男のためと言いながら、思うようにいかない子育てにイライラして、私の怒りを長男にぶつけていたのかもしれないと思うのです。
私は母に叩かれたことがなく、私が長男を叩くのを見た母が「あなたは自分が叩かれたことがないから、叩かれた痛みを知らないから叩けるのね」と嘆いたのを忘れられません。
それでも本当に一生懸命子育てをしていたので「口で言って分かる子なら叩かないわよ。これはしつけで、口で何度言ってもダメだから叩いているのよ」と、母に言い返しました。
日本語の三つ子の魂百までとか、鉄は熱いうちに打てとか、小学校へ入るまでには、みんなと同じことができるように、ダメと言われたら止めることができるようと必死でした。
なにしろ、長男は自分の興味のあるものを見つけたら、どんなに強く言われても、自分のやっていることを止めない子どもでした。
私はダメな時は叩いてでも止めさせましたが、社宅のお隣の奥さんに「松本さんの次男は来てもかまわないけれど、長男はしばらく来させないで欲しい。ダメと言っても止めないので私の体調が悪くなる」と言われたぐらいです。
その奥さんは体調が悪くなり、お医者さんに行っても原因が分からなくて、お医者さんに「何か社宅で気になることがありませんか?」と言われて、次男と同じ歳の一人息子ではなく、我が家の長男を思い出したそうなのです。
今から思うと私の育て方やしつけではなく、長男のこだわりや空気が読めないのは特性なのですが、当時は自分の育て方が甘いのかもしれないと思って悩みました。
でも叩いても長男は良い子になるわけではなく、ますます気持ちが離れてしまうだけで、本当に困っていた時にコミュニケーションを学ぶ親業(ゴードンメソッド)に出会い、我が家は助かりました。
その時のことを書いたのが、「わが子と心が通うとき」です。
おかげさまでコミュニケーションの方法は古くならないので、24年前の本ですが、今でもロングセラーとして少しずつ売れています。
コミュニケーションのとりにくい長男と心を通わす努力は、他の人たちともコミュニケーションがとりやすくなり、長男に感謝です。
