グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

成田奈緒子先生の本を2冊読んで感じたことがあります。

 

茂木健一郎先生は、脳には類型的な脳とユニークな脳があるだけで、脳に変とか異常は無いと断言されていました。

 

それは私が発達障害な微細脳障害と言われたこともあるので、発達障害の子どもの脳は変なんですか?と聞いた時の答えでした。

 

もちろん短い時間だったので、詳しくはお聞きできなかったのですが、脳には良いとか悪いとか、正常とか異常はなくて、数の多い類型的な脳なのか、数が少ないユニークな脳なのかの違いしかないとの説明にとても納得できました。

 

もちろん脳を交通事故や脳卒中などの病気で損傷してしまい、高次脳機能障害と言われるものはあります。

 

それは脳の損傷で、それまでできていたことができなくなるのです。

 

脳のどの部分を損傷したかで、思考、記憶、行為、言語、注意などの脳機能の一部に障害が起きた状態です。

 

発達障害の子どもたちは、生まれつき脳がユニークで行動がユニークになる子どもたちなのだと思います。

 

成田先生は、脳の発達には段階があるので、それをキチンと年齢に合わせて発達させていかないと、脳の発達が阻害されて、後天的に発達障害のような行動、思考をしてしまう発達障害もどきの子どもたちがいると書かれています。

 

つまり、しっかり睡眠を取らせて規則正しい生活をすると、子どもたちの脳はキチンと発達すると言われます。

 

その理論はとても説得力があるのですが、発達障害もどきではなく、生まれつきユニークな脳を持っている発達障害の子どもたちは、なかなかしっかり睡眠を取り、規則正しい生活をしても、行動はユニークなままが多い気がします。

 

わが家は年子でしたし、サラリーマンの家で夫が帰りが遅かったので、息子たちと私は夫と関係なく規則正しい生活をおくりやすかったです。

 

それでも同じような生活パターンで睡眠を取り、食事をし、学校へ行っていた二人の息子ですが、長男は注意欠如で怪我ばかりして、忘れ物が多く、こだわりが強く、友達よりも一人で勝手に動いてしまい、次男は用心深く、忘れ物は少なく、こだわりが無く、友達が大好きな正反対のタイプの子どもになりました。

 

どちらの行動がユニークでどちらが良い子かというのは、親や先生がコントロールしやすいかどうかの違いだけのような気がしています。

 

脳がキチンと発達しやすい子とユニークに発達しやすい子の特性の違いのような気がすると成田先生に質問したいと思っています。