グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

私が「川崎の親子を考える会」で一緒に活動している親業訓練インストラクターの金子あかねさんが、日曜日の読売新聞全国版「顔」に取り上げられました。

 

読まれた方もいると思いますが、一緒に地元の川崎で親業訓練インストラクターとして一緒に活動してきた仲間が、大きく新聞に取り上げられることは本当に嬉しいです。

 

彼女は一人息子が小学校三年生で不登校になり、それからフリースクールや色々と経験を重ねる中で、自分たち夫婦が一番欲しかった情報を届けたいと、ご主人と二人でびーんずネットをたちあげました。

 

そして不登校の親向けのセミナーだけでなく、不登校になってもこんな素敵な未来があると知らせたいと、当事者や保護者や支援者のインタビューの冊子を作り始めました。

 

1冊に7人のインタビューが載り、題名は「雲の向こうはいつも青空」。

 

毎年2冊、今は9号まで出ています。

 

1号には私の絵本の絵を描いてくれた大村竜夫さんも出ていて、それからは彼の絵を気に入ってくれた金子夫妻のおかげで、毎号の表紙は大村君の絵です。

 

「不登校の先にも色々な人生が待っている。そんな当たり前のことが分かれば本人も親も、楽になれる」とインタビュー集の刊行を始めました。びーんずネットのHPから購入できます。

 

金子さんの息子さんは学習障害と後で診断されるぐらい漢字の書き取りが苦手だったのを、先生から厳しくされ友人たちからはバカにされて、どうせ僕なんてが口癖になり小学校三年で学校へ行かれなくなりました。

 

それから10年。

 

金子さんは親業(ゴードンメソッド)のインストラクターとして、息子さんやご主人とコミュニケーションをしっかりとって信頼関係と良い関係を築いています。

 

ご主人とは二人で不登校の親を支援するびーんずネットの活動をしていますし、長男は通信制高校を卒業し、哲学と教育に興味を持って、大学進学を目指して勉強中です。

 

「不登校期間は無駄じゃない。その子にとっては必要な時間」そんな見方が社会に根付くことを願っているの文章が心に響きました。

 

見方を変えて味方になるのは、どんな子どもにも大切なことですね。