グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
講演会の質問から、とても大事なことに気がつきました。
あるお母さんから「子どもに親の価値観や大事にしていることを伝えてはいけないのですか?」と聞かれました。
あるがままを認めると言うと、親の期待や希望を言ってはいけないのではないか?と不安になったようです。
確かに子どもの問題を親の問題にしないとか、子どもの好きを大事にして、長所を伸ばすと聞くと、親の問題はどうしたら良いのか・・・・と不安になりますね。
親は子どもを愛しているからこそ、親が幸せならなおさら、自分のようになって欲しいとか、こんな人生を送って幸せになって欲しいと思ってしまいます。
安心してください。
親は子どもに自由に親の夢や期待を語ってかまわないのです。
問題なのは、それをどう語るかです。
親の期待につぶされたと聞いたことはありませんか?
親は夢や希望を語ることは自由なのですが、それを子どもに押し付けることはできません。
子どもの人生は子どものものなので、子どもが自分で夢や希望を持って生きるべきで、親の人生を生きるのではありません。
それでも親は先輩として、子どもに色々な人生のあることを、親はどんな人生がどうして素晴らしいと思うかなどをたくさん語って見せてあげて欲しいです。
そして子どもは自分で考えて感じて自分の人生を選んでいく。
親の価値観を選ぶかもしれないし、選ばないかもしれない。
大事なのは子どもが選ぶ参考になるように、たくさん材料は用意してあげるけれど、最後に選ぶのは子どもで親ではないのです。
親は自分の夢が選ばれないとがっかりするかもしれませんが、子どもの夢は全力で応援してあげて欲しいです。