グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
人は自分の思いどうりにならない時に怒ることが多いそうです。
私はまさしく長男が私の思いどうりに行動しないので、毎日怒ってばかりいました。
私の思いは私のための場合も多いですし、相手のためと思って言う場合も多いです。
私のために何かを頼んで断られたら、思いやりがない!優しくない!と怒りました。
相手のために宿題をしなさい!勉強をしなさい!と言って、相手がやらないと、怠け者!やる気がない!と怒りました。
冷静に考えると、「あなたは思いやりがない」「あなたは優しくない」「あなたは怠け者」「あなたはやる気がない」などとどれも、主語があなたのあなたメッセージで怒ってました。
人は自分を非難されると、それだけで防御で自分の心を閉じてしまいます。
なぜ怒られているのかを考えるよりも、「怒鳴ってうるさい!」と耳をふさぐのです。
だから長男は毎日怒られて、怒鳴られていても、自分がどうして怒られているのか?どうして怒鳴られているのか?は分かっていなかったのだと思います。
もちろん子どもの中には、親を怒らせたくないと考えて、怒られると自分の行動を変える子どももいます。
このタイプの子どもを持った親は本当に子育てが楽です。
私はほとんど親に怒られた記憶が無くて、小学校で1回、中学で1回ぐらい怒られました。
それも怒鳴られたのではなく「そんな子に育てた覚えはなかった。私の育て方が間違っていた」と母に泣かれて、びっくりして母を慰めた記憶があります。
母にとっての子育ては本当に楽だったと言われました。
自分が怒られないで大きくなったので、いくら怒っても行動が変わらない長男は信じられませんでした。
怒鳴っても、怒っても行動が変わらないので、言葉でダメだからと叩いたりもしたのです。
それは恐怖で子どもの行動を変えようとしたのですから、親子関係が悪くなって当たり前です。
怒りを怒りとしてぶつけないようにするだけで、親子関係は変わります。