グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

子どもの見えない未来で不安になるのは、子どもが不登校で苦しんでいる親だと思います。

 

まさかわが子が・・・から始まり、親子でとても苦しい時期を過ごします。

 

9月になって、なかなか学校に馴染めなくて、子どもが学校へ行かれなくなったとの相談が増えます。

 

どの親も子どもが不登校になると、不安でいっぱいになってしまいます。

 

私の親業インストラクターの仲間で、川崎の親子を考える会を一緒に活動している金子あかねさんは、ご自分の一人息子さんが小学校3年生で学校へ行かれなくなり、子どもも親もとても苦しんだ経験から、不登校インタビュー事例集をびーんずネットを立ち上げて出版しています。

 

今年の7月に事例集「雲の向こうはいつも青空」VOL9が出ました。

びーんずネットさんのHPからVOL1から購入することができます。

私の絵本の絵を描いた大村竜夫さんはVOL1に出て、それから毎回の表紙は彼の素敵な色鉛筆画です。

 

1冊に7人の不登校の当事者や、保護者や、支援者や色々な立場の人が、それぞれの立場から自分の不登校や子どもの不登校、支援している子どもたちについて語っています。

 

有名人ではなく、普通の人がそれぞれの自分の不登校の体験を語ることが、たくさんの情報として希望になります。

 

どんなに雲が厚くて晴れ間はこないように思えても、実は雲の向こう側にはいつも青空があるのです。

 

厚い雲にがっかりして生きる気力を無くしてしまうか。

 

どんなに厚い雲でも、その向こうにはいつも青空があることを知って元気を出すか。

 

これは不登校だけでなく、子どもが色々なことで苦しんだ時に、子どもと一緒にがっかりして親も生きる気力を無くしてしまうのか。

 

苦しみも財産になり、必ず厚い雲の向こうには青空があると信じて、親はどっしり構えるのか。

 

同じ状況になっても、親はどちらの態度も取ることができます。

 

子どもが苦しんでいる時には、親は子どもの生きる力を信じて、どっしり構えていきたいですね。