グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

私がうけてきた質問の中でも、「しつけと虐待の違いは何ですか?」がとても多かったです。

 

それはつまり「甘えさす」と「甘やかす」の違いも分かりにくいからだと思います。

 

私も子育ての時には、親に聞いても「あなたは良い子だったから、何も困らなかったわよ」と参考になる答えはありませんでしたし、本当に手探りで子育てをしていました。

 

たまたま幼稚園前の息子たちを育てている時の社宅に「ものみの塔」の信者さんがいて、「松本さんは何を基準にして子育てをしているの?」と聞かれました。

 

正直に「人に迷惑をかけないとか、世間の常識も大切にして、自分のことは自分でするように自立させたいと思っています」と答えたのですが、強く反論されました。

 

彼女に「時代で変わる世間とかを基準にするから、あなたの息子はあんなに混乱しているのよ。世の中の心理とか変わらないものを基準にしないとダメよ。神さまとか」と言われました。

 

とても狂信的な人で、一人息子を幼稚園へも入れないで布教に連れて歩き、勉強会へも同行させて、従順を教えるために騒ぐと叩くと聞いていました。

 

だからとても反発して、「私は神さまを信じていないし、ちゃんと生きていける子どもになるように努力しています」と言って、彼女の助言は何も聞き入れませんでした。

 

今から思うとADHDとASDのグレーゾーンの長男を見て、長男が混乱して見えるのはそれが本人の特性ではなく、私のしつけの失敗だと思ったようです。

 

当時は発達障害の概念を誰も知りませんでしたし、みんなと同じことができないとか、親の言う事を守れないなどは親のしつけが悪いと言われた時代です。

 

当時は犬をしつけるのと同じで、叩いてでも言う事を聞かせて、親や大人が扱いやすい従順な子どもにするのが求められていました。

 

今は犬のしつけも変わって、犬のとの信頼関係を築いて、犬が自分から動くようにするアメリカ式が主流になってきているようです。

 

昔の私のように叩いてもでもコントロールしようとすると、親への反感を育てるだけでした。

 

親業(ゴードンメソッド)を学び、しつけとして生き方や大事なことを子どもへ伝えたかったら、子どもとの信頼関係を築いて、子どもが納得するように伝えることが大事なのだと分かりました。

 

子どもの気持ちを無視して親の価値観を押し付けることは、子どもの心が傷つくので心理的虐待になります。

 

甘やかすは親が大事な価値観を伝えることもしないで、ただただ子どもの言いなりになることです。

 

甘えさすは、親は何かの時には甘えられる安心した存在だと子どもに伝えることです。

 

安心した存在の相手とは信頼関係を築けます。

 

子どもと信頼関係を築いて、子どもの旅支度を手伝って、旅に出してあげるのが親のできることですね。