グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

子どもの自己肯定感を大事にしよう!とか、どうやって自己肯定感を上げるかは真剣に考えられるようになってきました。

 

けれども、どうやって親の自己肯定感を上げるかの視点が忘れられているように思います。

 

親にはそのつもりがなくても、子どもが優秀だったり、優しかったり、良い子だったりすると、それだけで良い親と評価される世の中です。

 

子どもたちを4人とも東大の医学部へ行かせた母親の本が売れるのです。

 

もちろんどうやってその子の才能を伸ばしたのかは興味がありますし、もし参考になるならと本を買いたくなる気持ちも分かります。

 

でも私が子どもたちを「ひまわりタイプ」と「バラタイプ」と言ったように、どんな親が育ててもひまわりのように太陽に向かってどんどん自分から伸びるタイプと、バラのように手をかけてもすぐ病気になったり枯れそうになるタイプがあるのです。

 

ヒマワリタイプを育てた親は、私の子育てが上手だったからこの子は太陽に向かってすくすく伸びていると思いがちなのですが、実はその子がひまわりタイプだっただけで、親がそれを邪魔しないで伸ばしてあげただけです。

 

もし子どもがバラタイプだった場合は、こんなに努力しているのに、どうして子どもが問題ばかり起こすのか?とか、不登校になったのか?と親が悩んでしまいます。

 

でもそれは親の子育ての問題ではなく、とても繊細でデリケートなバラタイプの子どもだったというだけです。

 

ひまわりタイプの子どもたちは、見守るだけで子どもは自分の力でぐんぐん伸びていきます。

 

バラタイプの子どもたちは、親は見守るだけでなく、この子は大丈夫!きっとこの子らしい素敵な花を咲かせる!と信じないといけません。

 

別にひまわりが綺麗とか、バラが素敵とかの問題ではありません。

 

育てやすいかどうかの違いだけです。

 

子どもを信じようとすると、自分も信じないといけません。

 

私が産んだ子どもだから大丈夫!とか、根拠のない自信で良いので、私の子育ては間違っていない!と見えない子どもの未来を信じることができると、親も子も自己肯定感が守られます。