グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

今日は昨日ご紹介したびーんずネットさんの「雲の向こうはいつも青空」から心に残った記事をご紹介します。

 

もちろん7人のインタビューはどれもまるで違っていて、自分の体験や経験なので、説教くさくもなく、それぞれの雲とそれを通って見つけた青空が見えます。

 

どのケースも不登校の当時は、死にたかったり、ただ息をするだけでも大変だったり、本人の語る言葉で知るのは、家にいて気楽そうだとか、学校に行かなくて良くて樂かもしれないなどの偏見を根元から壊してくれます。

 

そこから抜けたきっかけはドラマのようで、みんな違っているのですが、先生が原因で学校へ行かれなくなるケースが多くてショックでした。

 

デリケートな子どもは怒鳴る先生、理不尽に怒る先生などをやりすごすことができません。

 

他人が大きな声で怒鳴られているだけで辛くなってしまう。

 

先生たちは甘やかしてはいけない!クラスをまとめたい!と思って頑張っているのだと思うのですが、それで傷ついて学校が怖くて行かれなくなったら意味がありません。

 

それでもなかなか子どもたちは親やまして先生に「先生が怖い」と言えないのですよね。

 

子どもの味方であるはずの先生が、子どもが怖がって学校へ行かれない原因になってしまうのはひどすぎます。

 

それでも翌年の先生の優しさに救われて、その後はいい先生たちに出会えて、自分が公立の先生になった人もいます。

 

もちろん全ての不登校の原因がそうではありませんし、勉強ができたために変に目立っていじめられたケースとかもあります。

 

学校が怖くて行かれなくなったら、親が怒り狂って家庭が怖い場所になってしまう場合もありますね。

 

心に残ったのが、自分も不登校から公立の先生になり、15年してから、今はオルタナティブスクールの先生をしている人の「学校にしか居場所がないのではなく、習い事とかもう一つ居場所が見える子って、どこか折れにくいって感じるんです」の言葉です。

 

折れない心のレジリエンスが大事だと言われても、どうしたら困難に折れないようになれるのかと思いますが、居場所がヒントだと思いました。

 

もちろん関係性とか、信頼とかがキーワードになると思うのですが、具体的に子どもには居場所が一つではなく、二つあると折れにくくなるのだと感じました。

 

家庭だけでも、学校だけでもダメで、何かその子が二つ安心できる居場所があると、その子は折れにくくなる気がします。