グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

昨日は実は発達障害の呼称は、日本の法律がそうなっているのでお医者さんも使っているけれど、医学界ではアメリカのDSM-5(米国精神医学会が発行していて、日本語に訳すと「精神疾患の診断・統計マニュアル」)の精神発達症の呼称を使っていると書きました。

 

実態には、いくら呼称が変わっても、何も影響はないのですが、呼称のことで面白い話を聞きました。

 

友人は、ご主人がASDの診断を受けていて、お嬢さんもASDの診断を受けていて、その二人をどうしたら、本人が幸せと思える生活にできるか?と日々苦労しています。

 

ご主人もお嬢さんもユニークで、なかなか普通の対応では難しいです。

 

友人は私から親業も受けてくれて、他の心理の勉強も続けていて、とても熱心で前向きです。

 

ご主人は結婚してからずーっとユニークですし、お嬢さんは小学生の時から成人を過ぎた今でもユニークなので、友人はどうしたら娘から笑顔が増えるか?と心を砕いていて尊敬しています。

 

私はご主人も知っているのですが、とても良い方だけれど、本当にユニークで面白い人なので、人の話は聞かないで一方的に話すし行動するし、妻は大変だと思っています。

 

そのご主人が「ASDは、英語でAutism Spectrum Disorderで、Disorderは障害とか困難とか無秩序の意味があるけれど、自分は何も困っていないので、ASDではなく、ASだな」と真面目に言ったそうです。

 

さすがに友人は「あなたが困っていなくても、周囲の人や私は本当に困っているのよ」と言ったそうですが、自分が相手へかけている迷惑などが分からないのがASDなのでしょうね。

 

呼称がASDでも、ASでも、友人のご主人のユニークさには何も変わりはありません。