グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
最近では発達障害と簡単に言い過ぎる気がしています。
成田奈緒子先生の本『「発達障害」と間違われる子どもたち』に基本的な診断に必要なのは、母親の胎内にいる時から生まれた後の成育歴、そして心理検査の結果と書かれていて、長男が自分から診断を受けに26歳で聖マリアンナ医科大学病院へ行った時のことを思い出しました。
問診で成育歴をとても詳しく聞かれたと言っていました。
それこそ何ページにもなる分厚い問診表にたくさん質問があったそうです。
そして心理検査を色々とやったそうです。
それらを全てやるのが大変で、初診から何度も大学病院の予約を取って、最後の診断までは4か月ぐらいかかったと思います。
それだけ調べて「薬を飲むほどではないけれど、どちらかというとADHDよりもASDが強いね。生きずらいと思うけれど、頑張ってね」と言われたそうです。
長男はそこで自分の個性であり、特性であると納得して、それからは診断を受けていません。
成田先生の本のASDの診断方法として、「在胎週数、出生時体重、運動発達、歩行の癖や姿勢、言語発達。そしてお母さんと目があったか、人見知りの強さ、特定の物への強い興味関心、大人の行動の模倣の有無」
言葉がその子にとって人と関わるための重要な道具になっているか?
大人の言語指示に従えていたか?
共感を示す言葉が出るようになったか?
言語が大人の言葉をそのままかえしてないか?
長男と次男では環境も生活リズムも年子で同じようにしていましたが、明らかに長男は目があわなかったとか、言葉が出なかった、大人の言語指示に従えなかった、弟や友人に共感の言葉が出なかったなどのASDの特徴がありました。
ADHDの診断方法は、幼児は多動で衝動的なので、特徴が正確に見極められるのは就学前後の7歳ぐらいだそうです。
そしてASDの検査に加えて、学校の様子で気が散りやすいか?順番を我慢できないなどの問題があるか?判断が難しいので、専門医が何度か問診、検査を重ねて時間をかけて慎重に行うそうです。
長男は授業に集中できない、順番を守れない、友人をたたいてしまったなどの問題行動が小学校でありました。
そしてどちらも診断はときに主観的であり、流動的なものでもあるし、本人ではなく周囲の主観も入る。
症候の出方が一定でないこともあるので、その時によって診断結果が異なる可能性もないとは言えない。
それに脳科学の研究では、脳は生まれた日から死ぬ日まで脳内では神経ネットワーク、細胞のつながりがつくられ続けていることが分かっているそうなので、成長の過程は人それぞれでも、みんな成長していくので、発達障害の診断は一生変わらないものではないのです。
だから診断名にこだわるのではなく、発達障害の診断が出ても、落ち込まないで、ここから子どもと一緒に脳を育てていこうと前を向くことが大事だそうです。
脳科学から説明されると納得できて、前向きになれる本です。