グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

私は長男が育てにくい子どもだと気がついた時から、どうしたら彼が良い子になるのか?と長男を変える事ばかり考えていました。

 

そして彼が小学校2年生の時のいじめをきっかけにして、親子関係に悩んで友人の勧めで親業訓練一般講座に参加しました。

 

その長男はもう46歳になっていて、私が親業(ゴードンメソッド)を受講したのは37年も前の1986年になります。

 

親業訓練協会が設立されたのは1980年3月なので、親業の本がベストセラーになって、日本でも親が学ぶ必要性が初めて認識されたころです。

 

その頃にはまだまだ親子関係を考えるのに、親が認知を変えたりするアプローチは無くて、24時間の講座を受けながら、初めて自分を客観的に見つめられた記憶があります。

 

先日の成田先生の話の中で、親が不安でいっぱいだと、脳の前頭葉が不安でいっぱいになって、それで忙しくて、それにしか気が回らないとの話があり、とても納得できました。

 

つまり親が問題を抱えていると、それでいっぱいになってしまい、子どもの問題にまで気をまわすことができないのです。

 

親業で「誰の問題か?」を初めて整理してみて、自分が子どもの問題を自分の問題として抱え込んで、いっぱいいっぱいになっていることに気がつきました。

 

自分を客観的に見るためには、とてもソーシャルサポートが必要で、1人で悩んで考えていると、自分の内部を見られませんし、客観的にはなれません。

 

だからカウンセラーに話を聞いてもらったり、自助グループで悩みを聞いてもらったり、勉強会や講座を受けて、自分の脳だけでなく、他人の脳を使って、自分の認識を変えることが大事なのです。

 

一人で悩んだり考えているだけでは、ぐるぐる思考が回るだけで、客観的になれません。

 

悩むことと、考えることは違います。

 

悩むのは同じ場所をグルグル回っているイメージで、考えるのは立ち止まって、どちらを選択するかを考えるイメージです。

 

ぜひ悩まないで考えてもらいたいです。