グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。
今日は友人から聞いた話でとても考えさせられました。
私よりも7歳年上の友人が、どうしても80歳に近くなるのに人間関係がうまくいかないと、2年前に親業訓練一般講座を受けてくれて、やはり親との関係を見直したいと親業訓練パートⅡ講座を昨年受けてくれました。
個人情報なので、詳しいことは書けませんが、80歳に近くなっても、小さい時の親の言葉や態度が心に残っていて、今の自分を苦しめるのです。
別に肉体的に虐待を受けていないし、普通から見ると当時の大学まで女性で行かせてもらい、お金持ちのお嬢さんとしか思えません。
でも彼女と話をしていて「私には自分の場所が無かった」の言葉が出てきて、大きな家なのに「なんでそう感じたのか?」が不思議でした。
よくよく話を聞くと、お母さんが思っていた娘とは性格も行動も違っていて、自分を認めてもらえなかったそうなのです。
確かにとてもユニークな友人で、変人と言う人もいましたが、私は彼女のユニークさが大好きで、年齢が違うのに仲良くしていました。
もともとは私の母とお稽古で一緒で仲良くしていて、私も知り合いました。
心理学の勉強もたくさんしたけれど、親業(ゴードンメソッド)がとても整理に役に立ったと言われて嬉しかったです。
お母さんは一人娘の彼女を愛していたはずなのに、それが愛として友人には伝わっていなかった。
自分は家族の感情のゴミ箱のようだと感じていたそうです。
お兄さんたちには何も言えないし、親にも何も言えなくて、自分の居場所は家になかった。
コミュニケーションを学んでみて、どれだけ自分が率直に自分の気持ちを言えなくて、最後は怒りで終わっていたので、周囲からは変な子と言われていた。
そして自分に自信が持てないから、いつもバカにされたり、いじめられたり、仲間はずれにされていた。
それに気がつくと、相手のせいではなく、自分の問題だと思えて、とても楽になったそうです。
昔は子どもの自己肯定感を大事にするなんて親は考えてもいませんでした。
でも、親にあるがままを認められて、居場所を家庭に見つけられることは、その子の自己校肯定感を上げることになります。
今の親にはそれが本当に大事だと伝えていきたいです。