グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

2022年もあと9日で終わります。

 

コロナ禍の生活も3年になり、やっと3年ぶりで再開された行事が増えてきました。

 

学校でも黙食が少し緩和されそうですし、子どもたちの生活が普通の日常に戻ってきているのは嬉しいです。

 

それでも3年間は長いので、入学してからほとんどがリモート授業になり、その功罪はこれから出てきます。

 

リモートのおかげで学校へ行かなくてすんで、不登校にならなくて済んだ話もありますし、リモートのせいで勉強の習慣が崩れる場合もあります。

 

何が良くて、何が悪いのかはその子によっても違いますし、年齢や環境でも違ってくるので、未来にコロナ禍を見直した時に少しずつ影響がハッキリするのだと思います。

 

ただこの3年間でとても大事だと思ったのは、子どもたちの心の回復力である「レジリエンス」です。

 

心がただ強くても、それが折れた時に立ち直れないと問題が大きくなります。

 

そうではなくて、人生には問題が起きるのは当たり前なので、その問題をどうやって乗り越えていくかが大切です。

 

親はどうしても子どもが大切なので、問題が起きないようにしてあげたくなります。

 

でも問題を起きないようにするのは不可能なので、親にできることは何があっても立ち直れるレジリエンスを強くしてあげることです。

 

アメリカの心理学会では、レジリエンスを構築するための方法を公式サイトで紹介していますし、そこでは「レジリエンスは誰もが学び、高めることができる」としています。

 

その一番目に書かれている「関係性を大切にする」が、親にできることだと思うのです。

 

孤立しないことがレジリエンスを維持・向上させる上で重要で、理解ある人との信頼関係があることは、困難やトラブルに見舞われた際に、困難をはね返す力になるのです。

 

親がどれだけ子どもと信頼関係を築けるか?がその子の生きる力であるレジリエンスを高めるのです。

 

自分を信頼していない人を信頼することはできません。

 

自分を信頼していない親を子どもは信頼しません。

 

親がどれだけ子どもを信頼することができるかが大事な鍵だと思います。