グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

自分から転職したいと言えたことは成長だと思いました。

 

色々な職場を経験したことは無駄にはなっていなくて、本人も考える機会になったようです。

 

親としても、我が家は長男をニートにするほどの経済的な余裕が無いので、なんとか長男に合った職場が見つかりますように!と祈る思いでした。

 

面白いもので、周囲が無理に「働け!家にいるな!」と言えば言うほど、本人へのプレッシャーが強くなってしまい、結果として家から出られなくなるケースが多いようです。

 

我が家は学生の時から「家はあなたを飼い殺しにできるほどの財産が無いので、できれば経済的に自活して欲しい」とまだお互いが問題なしの時に長男に伝えていました。

 

つまりそれが予防のわたしメッセージになり、問題が起きてから、非受容で親が「働け!」と言うよりも、本人が考える時間が長くなり、自分の問題として働くことを考えられて良かったと思います。

 

最近のニュースで、無職の息子から、両親や祖父母が殺されるケースを聞くたびに、子どもはとても「働け!」のプレッシャーを感じていたのではないかと思います。

 

確かに40歳を過ぎて無職で親の年金をあてにして引きこもりになったら、どうしても親は「働いて欲しい」と言いたくなります。

 

親も自分が死んだあとに年金も無くなり、子どもがどうやって暮らすのか不安になるので、色々と言いたくなるのです。

 

でもそれまでにたくさんの挫折やトラウマを抱えて、どうしても家から出られない子どもには、「出て行け」は脅迫にしか聞こえません。

 

いくら親の愛から「自活して欲しい」「出て行って欲しい」と思っていても、子どもにはそれは愛としては伝わりません。

 

ケースによるのでなんとも言えませんが、子どもが精神的に追い詰められて、親や祖父母を殺してしまうケースが多い気がしています。

 

愛が愛として伝わったら殺し合いにはならないはずなので、ニュースを聞くたびにコミュニケーションの大切さを痛感してます。