グレーゾーンの子どものミカタのマツジュンです。

 

長男は日本に帰国し、代々木アニメーション学院のヤングノベルス科で2年学びました。

 

卒業してもそのまま就職はできなくて、本人の希望でアルバイトをしながらヤングノベルスを書いてみることになりました。

 

ところがアルバイトは面接で落ちたり、やっと働いても接客がダメだったり、注意欠如のミスが多かったりで、長続きしないでクビになってしまいました。

 

さすがに卒業して2年間のアルバイト生活で、このままでは小説を書いて食べていけるだけの才能はないし、普通のアルバイトでは接客が多くて、自分には向いていないと本人が痛感しました。

 

親としては、趣味ならともかく読むのが好きと書いて食べていくのは違うと思っていましたが、これは本人の人生なので、本人が納得することが一番大切だと思い、やりたいことを応援すると決めました。

 

たとえ失敗しても、「だから言ったでしょ」だけは言わないと親も覚悟して好きなようにするのを見守りました。

 

でも2年間が過ぎたら、試行錯誤の年は終わりにして、真剣に就職を考えるとだけは約束しました。

 

我が家はサラリーマンなので、どうしても子どもたちには経済的に自立してもらわないといけません。

 

息子を一生飼い殺しにするだけの経済的余裕はないのです。

 

働くことは向いていないかもしれないし、大変かもしれないけれど、22歳の大学を卒業する歳になったら、働いて欲しいと親としての希望も言ってありました。

 

そのためにスムーズに「これからどうする?」と親子で話し合うことができました。

 

学生の間は親がある程度は生活をみますが、卒業してからは働いて欲しかったのです。

 

でもアニメ関係の就職はとても狭き門で、絵や声優などの特技がないとダメなことが分かりました。

 

好きな本屋さんやゲーム屋さんは、接客の世界になるので、ADHDとASDのグレーゾーンの息子にはハードルが高いこともアルバイトをしてみて分かりました。

 

それなら何か長男の得意なことで働くことに結びつくものは無いか?と家族全員で意見を出し、みんなで考えたのです。

 

そこで出た突飛な意見は明日書きます!