グレーゾーンのミカタのマツジュンです。
小学校の高学年になり、長男は相変わらずユニークで、宿題はしないし、友だちはいないし、単独行動ばかりでした。
次男の友人2人とそのママたちと私は仲良しでした。一人っ子もいて、弟のいる子もいて、大人3人で子ども5人を連れて、お花見や公園へ一緒に行っていました。
5人の歳の近い子どもたちは、一緒になって遊んでいても、すぐ長男は1人になりました。
ある時、4人はアイスクリームが食べたいと団結して、みんなで買う事になったのですが、長男は食べたくなかったらしくて、「いらない」と言いました。
その時にママ友が「やっくんは自立してるね。周囲に流されないのね。うちの子は食べたくなくても、皆が食べるなら「ぼくも!」と言うよ」と感心してくれました。
良く言えば「独立独歩」「ゴーイングマイウエイ」でも、悪く言えば協調性がない、わがまま。
同じ行動でも味方で良くもなるし、悪くもなりますね。
魚は水の中だから生き生きと泳いで楽しそうです。
魚に木に登らせようとしたら、魚は死にますね。
私はマイペースで一人が好きな長男を、なんとか友だちの多い、協調性のある、配慮のできる子にしたくて必死でしたが、それは私の思う幸せで、長男の感じる幸せではなかったのです。
長男の幸せを願ってしていたことが、長男を苦しめていたかもしれないと気がつき、本人が楽しそうな事を大事にするようになって、とても長男が落ち着きました。
魚は魚で水の中が幸せで、無理に木に登らせようとしてはいけないのですね。