グレーゾーンのミカタのマツジュンです。

 

長男のことを「私を困らせる子」と思い込んでいて、どうしたら彼が私を困らせる行動が少なくなるかばかりを考えていました。

 

親業訓練講座を受けてみて、長男のことを「愛してる!」と思っていたにもかかわらず、彼の行動は全て私にとっては非受容だったことに気がつきました。

 

私の考える良い子にしたくて、両手にノミとハンマーを持って、無理やり長男を変えようとしていたのです。

 

まさしくトマトにメロンになれと言っていたようなもので、長男が何をしてる時が嬉しそうか?何が好きか?に関心を持たないで、こうすべき!と私の価値観を押し付けていました。

 

魚は水の中で生き生きするのに、魚の長男に木に登れと叱咤激励をしていたようなものです。

 

長男と良い関係を築くために、意識的に私が対応を変えたら、我が家の場合は劇的に親子関係が良くなりました。

 

その詳しいことは私の本「わが子と心が通うとき」に書きましたが、長男の行動を具体的に見て、自分がどう感じているかを見つめてみると、自分でもびっくりするぐらい息子を否定的に見ていました。

 

長男をありのままに受け止めるどころか、愛していると言いながら、ありのままの息子を否定していたのです。

 

愛しているかこそ、長男をみんなに好かれる子ども、みんなと仲良くできる子どもにしてあげたかったのですが、それは息子にとっては自分を否定されることで、私は無意識に息子を追い詰めていたことに気がつくことができました。