科学と慈愛 | 天然石ジュエリーのCanecryのブログ

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ハンドメイド天然石ジュエリーの作家、ロミのブログです



虫歯になった。

殊更殊勝に自慢するほどでもないが、この世にオギャアと生を受けてから40年間ほど、大きな病気も怪我もなく、そしてまた虫歯というものにも縁がなかった。

小学生の頃は、虫歯が1本もない児童に贈られる『ダイアモンド賞』(※ダイヤモンドではない)なるものを毎年受賞し、スーパーマリオの無限1UPが確実にできるくらしか特に誇れる事もなかったわたしは、その小さな喜びに胸を躍らせたものである。

しかし、流れる年月とは残酷なもの、シミひとつなかった肌は荒れ、アフリカの狩猟民族並みだった視力は低下し、蚊の羽音も聴き取れなくなり、そして歯には穴があいてしまうのだ。栄枯盛衰。おごれるものはひさしからず。生あるものすべては死にむかって1秒ごとに確実に歩を進めている。

ことの起こりは、慢性的な肩こりが、お灸をしても、熱い風呂につかっても、軽くストレッチなどを行っても、一向によくなる気配がないことに気付いたことであった。

職業型、肩こり、目のカスミ、頭痛、手荒れ、性格の悪さ、頭の悪さ、モテない、食い意地が張っている、貧乏、などの事象は(すべて職業柄なので仕方がない) 当たり前だったし、それらには慣れているつもりでいたのだが、その状態が何日も続けば、さすがに鈍感なわたしでも、いままで経験したことのないなんらかの変調が起こっていることに気づく。

しかも、唇の上から小鼻、頬にかけての部分が熱を持ち腫れ始めている。それは毎日少しづつだが進行しているようであった。

そう、わたしはこの時点で、自分が虫歯であることを知らない。なにしろ『歯が痛い』という状態を経験したことがない上に、『肩こりからくる頭痛』という状態に慣れっこになっていて、それらが進行してしまったに違いない、という愚かな固定観念に縛られてしまっていたのだ。しかも歯の見える箇所に異変はない。しかし、紆余曲折を経て(ここらへんはアホらしいので割愛する。耳鼻科に行こうかと思った)、歯が原因に違いない!との結論に達し、歯科医院の門を叩いた。

***

いやー、歯医者って恐ろしいものなんですね。

まず、こう、何やられてるのかわからない。口をアホみたいにあんぐりとあけて、恐ろしい拷問器具みたいなので、アレコレされるのだ。そしてどうもわたしは『麻酔』というものが効きづらいらしく、リューターでギョワギョギョギョギョギョー!と、なんらかの処置を歯に行われているときに、ときたま一瞬だが、脳までずぎゅーーん!と届く痛みを感じるのである。「ぎょえぎぃうd;あkg;hじゃでぃうゆいあふじこ!」みたいな声にならない叫びを上げ、ヨダレをまき散らし、涙と鼻水の洪水に襲われながら、麻酔のおかわりをされる羽目になる。痛みを感じていたのは1本だけだったのだが、どうやら怪しいのがもう1本あったらしく、2本連続で麻酔おかわりだ。1本目で麻酔がアレだって気付いたら2本目はおかわりがいらないようにしてほしい所存。麻酔はらいっぱい。

そしてなぜか、治療を受けているときに、あまりの恐ろしさに、口をアホみたいにあんぐりあけたまま、両手がガチョーーーン!みたいな感じになる。なにしろ恐ろしいのだ。齢40前にして初めての歯科治療、ガチョーンにもなる。アホ丸出しではあるのだが、この歳まで歯科治療を受けてこなかった罰として、この恥を甘んじて受け入れることにする。


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つまり、なにが言いたいかというと、みなさん、歯には気をつけろよ、と、こうである。まぁわたしが言うまでもないことではあると思うが、なんか磨きすぎもダメらしい。わたしは硬めの歯ブラシで、毎晩寝る前に海外ドラマとか見ながら1時間くらい歯をガシガシ磨くのが習慣だったのだが、どうやら乱暴に過ぎたらしく、それで前歯の根元の裏側が削られて、そこから虫バイキンさんが「こんにちは~!」したらしい。いわば敵に道を開けてやった格好である。甚だ間の抜けた話だが、『適切に』という言葉がこれほど身に染みる事例はそうそうあることではない。

コロナ禍さめやらぬ2020年は12月。気をつけねばならぬことが多い昨今である。

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そして、新作です。ブログで新作とか紹介するのってすっごい久しぶりな気がする(何のブログだよ)。みんなアレでしょ。冬のボーナスとか出たんでしょ~?

歯を新しくしてサイボーグになるので買ってください。皆さまの善意で生かされておりますアーメン。

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みなさんの歯が健康であらんことを・・・めりーくるすます!(早い)