作業中の無音が嫌いだ。
静かじゃないと集中できない、モノが作れないという職人さんは多い。音のしない空間で、指先に神経を集中し、他の追随を許さない美しい作品を作り上げる。すごい、カッコイイ、と思うが、わたしにはそれができない。世俗の煩悩にまみれたわたしの深い深いカルマは清い静寂を許さないのだ。わたしの心は汚れている。どうにも落ち着かない。悟りが欲しい。毎朝早起きして座禅でも組んで念仏唱えればニルヴァーナに到達できるのか。ネヴァー・マインド。
そんなわけで作業中はhuluやNetflixでエンドレスに映画や海外ドラマを垂れ流している。音楽をかけても良いのだが、音楽をかけると筋金入りのロック脳(キチガイ)のわたしはヘッドバンキングとかしちゃったり、貧乏ゆすりのように体がリズムを刻み始めるので、鋭利な刃物なんかで作業してるときなんか危ないったらありゃしない。デスヴォイスの『ヴォォーーー!!!』と共に手首を掻っ切るテイになって作業場が血の池地獄と化したら目も当てられぬ。リアルにニルヴァーナ(死)に到達したくない。まぁ、たまにやっちゃうんだけども。ついウッカリと。そういうことってあるよね~(ないか?)。
常態的に映画や海外ドラマを見ながら作業していると、時間単位が『映画1本分』とか、『海外ドラマ2話分』とかになる。わたしが一つの石を研ぎだしてルースに加工できる時間は映画1本とドラマ1話分。つまり3時間である。ドラマ3話分でもいい。ドラマ1話の間にサンドペーパー400番、500番、800番。2話で1000番、1200番、1500番。3話で2000番、2500番、3000番で、海外ドラマ3話でルースが完成!ってなもんである。
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現代の『時間単位』は1日24時間、1時間60分、1分は60秒。でもわたしは海外ドラマ時間という独自の単位で生活しているのだ。睡眠時間は『ウォーキング・デッド』6話分。作業時間は『ブレイキング・バッド』8話分。お昼の休憩時間は『21世紀宇宙の旅』もしくは『ターミネーター』、『バックトゥーザ・フューチャー』でもいいや。で、午後のおやつの休憩は『まんが日本むかし話』1話分である。脳ミソが映画とドラマとアニメに毒されているのだ。こんな状況で、悟りなんか開けるハズがない。ネヴァー・マインドが聞いてあきれる。末期的である。
しかも映画を延々と垂れ流してるのに画面なんかマトモにみてない。BGMである。英語よくわかんねーし。映画、『スカ―フェイス』の名ゼリフ、「俺のボウヤに挨拶しな!!!(Say hello to my littlefriend!!!)」なんか100回くらい聞いてる気がするけど、それがどんなシーンなのか知らん。そのあとにマシンガンみたいな音がバババーーーってなって、「うわ~!」とか「ぎゃ~!」とか聞こえるもんで、ああ、なんか復讐とかなんかで鉄砲ぶっぱなして、ヒトゴロシしてんのかな?とかボンヤリと理解はしてるが、画面みたことないからどんなシーンなのか知らない。聴いてるだけ。あらまぁ大変ねぇ、とか思うけど、どんなシーンなのか知らん。てか、どーでもいい。

あ、いや、このブログのエントリー書こう!と思ったときはね、年間3000本くらい映画見てるから、あたし映画評論家になれるんじゃね?とか考えたんだけども、いや、画面みてねーし。無理です。『バトル・ロワイヤル』も300回くらい聴いてるけど、冒頭のビートたけしの「みんなには~今からちょっと殺し合いをしてもらいます~コマネチ!」みたいなアレで、ちょっと笑って、あとは「うわ~!」「ぎゃ~!」って声聞いてるだけ。たまに画面みると血まみれなので、見たくないわよ。そんでもって内容知りません。中学生が殺し合うらしーよ。知らんけど。音だけだと笑っちゃうよ。コマネチ!
で、『ベター・コール・ソウル』6話分で作った本日のシンサク!
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おわり。
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