もてなしとは、旬の食材を主人自らが調理して客人にふるまうことである。
伊達政宗
伊達政宗
ぼっちのわたしが、『もてなし』等となにを言い始めるのかと思うだろうが、わたしの郷里の英雄(DQN)伊達政宗公(彼の悪行はコチラのエントリーを参照)の、この言葉は実に正しいと感じている。
客人をもてなすにはどこかからか取り寄せた高価な食材も庭のプールも金髪美女も必要ないのだ。主人が細々と山菜を取ってきたものを調理したり、季節の新鮮な魚を食べてもらったりといったような、季節や客人に合わせた心こそが『もてなし』の精神である。千利休の茶の湯の精神にも通じるものがある。作法に定形などないのだ。その場の機転と閃きで相手を楽しませるのが『人間としての作法』なのである。
どうにも現代人は『数字』や『形』にこだわりすぎるクセがある。法律はこうなっている、ルールはこうなっている、これはこうしなければならない、ああしなければ他人に良く思われない。マニュアル化して物事を定量化するのは確かに楽であろうが、毎年、毎日新しい説が出てきて頭が混乱してしまう。いろいろな情報がはいってくるのは便利なことも多いが、情報過多はよろしいとは言い難い。混乱を増長するばかりだ。作法もルールも一度捨てよう。人さまにご迷惑をかけなければ自由に楽しんで良い。自分のやり方で人を喜ばせて良いのである。
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まぁそんなわけで、なにが言いたいのかと言うと、自慢である。先日南伊豆から調達してきた旬の食材を自慢したいのだ。

どーーーん!
タケノコ、明日葉、わらび。誰もにわけてあげないぞ!わたしのもんだぞ!
もてなしの心が聞いて呆れるがわたしがわたしをもてなすのだ。『自分へのご褒美』なんていう使い古された陳腐なアレではない。日頃頑張っている自分をもてなす為に自分が努力して調理するという21世紀の新スタイルである。
そんな自分をもてなす道のりは初っ端から苦難に直面した。タケノコ(700円)がビッグ・マグナムすぎてロミ家最大の鍋に挿入できない・・・。

仕方がないので解体する。本来ならば風味を維持するために皮を付けたままヌカで煮るのだが、仕方ない・・・。皮を剥いて4つぼどに切り分ける。

鍋を総動員。タケノコの姫皮も一緒に煮る。ヌカをいれるとヌカ臭くなるので、お米を一つまみ入れることで代用。

こちらは花わさび。

大量の花わさび漬けを作成。

とか、作業してたら、のっきーから銀タラの味醂漬けが届く。ウホッ。いいじゃないの。のっきーありがとう!

そんなわけで、本日の自分おもてなし晩御飯!

ちょっとエグみの残っているタケノコを使った筍ご飯。他の具材は筍の風味を消しちゃうからシンプルに。一年に一回はこれを食べないとね。

主菜はのっきーの銀だら味醂焼き。ワラビを添えて。

副菜はタケノコとワラビの煮物。

箸休めに花わさび漬け、筍の姫皮の鰹節あえ、イカの三升漬。

汁物は、あおさ。岐阜の赤味噌に昆布出汁で頂きます。

あ~食った食った。デブまっしぐら!
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って、食ってばっかりか仕事しろよ!っていう、オーダー品をご注文の皆様からの声が聞こえてきそうなので一応言っとおきます。
仕事もしてるよ!してるから!!!

手染めのお花ドット柄刻印って、手間が半端ねぇんですよ・・・
新作の準備もしておりましたよ。エチオピア・オパール原石をカット。

オリジナルのハート形にカットして研磨&艶出し。エチオピア・オパール特有のハイドロフェーン効果で一度透明になるけど、明日には遊色が安定しますよ。

いじょう!
再販! 小粒なエチオピア・オパールのネックレス [ショップページ]

オマエのブログを書いてやる!

お前のブログを書いてやる!って企画やってますよ(http://ameblo.jp/romys-mail/entry-12009009017.html)。
まぁ簡単に言うと、わたしがあることないこと人様のブログに書く企画。書いてほしい人はこの記事のルール等を読んだ上でコメントを。
第1回:五助屋レザーさん [ビリーと俺の鎮魂歌(レクイエム)]
第2回:シーグラス・クロニクルさん [寿司屋の思い出]