農民は、生かさず殺さず | 天然石ジュエリーのCanecryのブログ

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昔、勤め人であったころの先輩の財布には一万円以上入っていたことがなかった。

その先輩が言うには、奥さんから一万円を貰い、使い切るとまた一万円を貰うというお小遣い制度だった為、常々「俺の財布には一万円以上入ったことはないんだ・・・」と世界で一番不幸なのは自分だとばかりに嘆き悲しんでいた。しかも財布の中身がなくなるのがあまりに早いと、奥さんに正座させられお説教を食らうそうで、実質月のお小遣いは2万円。以前に3日間で一万円を使い切ってしまったときのお仕置きは夕飯抜きという昭和の子供のような状態であったとの報告を聞き思わず笑ってしまったが、その奥さんの手綱の握りっぷりたるやもう『ご立派』という以外に言葉が見つからない。

一度忘年会か何かだったときに、財布に三千円入っていたのに、奥さんに忘年会だって言ったら一万円くれた!俺の財布には今一万三千円がはいっている!俺にはもう怖いものなんかない!的な、もう世界取ったんじゃないかと思えるほどのハシャギっぷりで周囲の失笑を誘っていたが、このお小遣い制はパートナーの無駄遣いを防止できるし、喧嘩になった際などには制裁措置として発動可能なので、なかなかうまいやリ方であろうと思う。『農民は、生かさず殺さず』。そんな江戸時代の徳川幕府のスローガンが頭に思い浮かぶ。

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さて、先日より作成していた、お札とカードが入るコインケースだが、本日仕上がりましたので、ご報告。
ムカデ
ムカデ

本来であればわたしは財布やバッグ等はあまり作らない。つくろう思えば作れるのだが、単価が上がってしまうし、一つの作品を仕上げあるまでに長時間を費やすことになってしまうのが嫌なのだ。三万円の財布をコツコツと一個作るより、三千円のキーケースをささっと10個作るほうが性に合っている。まぁでもご要望があればお作りしますのでご一報を。

そんなわけで圧着して穴を開けて縫い縫い。
コインケース01

コバを磨きます。
コインケース02

お札の入る部分を縫い合わせますよ。長めに革を切って、たぐませて真ん中を縫わないのがポインツ!
コインケース03

縫い終わったら、仕上げますよ。
コインケース04
ホットケーキ

で、かんせい。

NEW! お札とカードが入るコインケース(人はそれを財布と呼ぶ) [ショップページ]
コインケース
中身が1$紙幣と1元硬貨の多国籍貧乏サイフ


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そしてCanecryの刻印を作ってみたよ。いいのか?これ、お、押していいのか?恥かしくないか???
カネクレィ刻印
金くれぃ、刻印。お金は溜まりそう

いじょうーでーす!

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