彫金は格闘技である!私は白帯である! | 天然石ジュエリーのCanecryのブログ

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女としては筋肉があるほうである。

週3で自分磨きの為にジム通いをしているとか、食事の時にはバランスボールに座りオーガニック食材を食べるとか、そういった類のデキる女系の浮わっついた話ではない。

私が主に食べているのは、近所の激安スーパーに売っている夕方6時からの値下げシールのついた、あと数時間もすれば警戒色になるであろう、空腹の野生動物でも素通りするような食材である。

お肉コーナーで値下げシールをはっているお兄さんの後ろで、自分がロック・オンしている商品に値下げシールが張られるのをじーっと待っている姿は客観的に見るとさぞかし怖いのだろうな、と思う。

稲川淳二さんがそれを目撃したなら、怪談ナイトで語ってくれるだろうか。



話がそれた。

筋肉の話である。

私は別にこれといってスポーツもしていないし、食事に気を使っているわけでもない。
私の肩幅を広げ、胸に違う谷間を作り、かわいい洋服が似合わない体型にしている犯人はコレ↓である。
銀線・銀ロウ

そう、銀地金だ。

彫金は体力を使う。力が必要なのである。

ノコギリやハンマーやヤスリやペンチを使い、叩いたり伸ばしたり切ったり張ったりするのである。

また、けっこうな頻度で火あぶりの刑にも処す。

以前にも書いたが、銀が人間であったなら人権団体が大騒ぎする勢いで、髪を振り乱し、汗をほとばしらせ手に持った凶器で目の前の小さなかわいい地金ちゃんをいじめる。

京都の貴船神社に五寸釘と藁人形を持ってお参りに行く人は、きっと作業中の私と同じ形相をしているのだろう。

たまに、声もでる。

「きゃ」とか「いやん」とか「ああん」とかの可愛いボイスではない。

「うりゃああああああああ!!!」とか「どりゃああああ!!!」とかいう類の岸和田だんじり祭りの男衆のような奇声である。

いまのところ、私の住むマンションで騒音トラブルはおきていない。

隣人が我慢強い人でよかったな、とたまに思う。

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と、いうわけで、そういうプロセスを経て出来上がった私のかわい子ちゃんたちを紹介しよう。

なんのことはない。宣伝である。

オープンハートの内側にクリスタルを埋め込んでみた、ネックレス。
クリスタルを埋め込む際に、かなりの残虐行為が行われました。
オープンハート


ハート形ではなく、縦に曲げたサークルネックレス。
サークルシルバー


しかし・・・作品を紹介したかっただけなのに、なぜこんな長い文章になるのだろう。

精進が足りない。

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