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面白いから読んでみ~と言われ、読んでみた。
知らない雑誌。「カーサ」って読むらしい。
今は11月。因みに これは 5月号。
安藤忠雄さん。建築家であるのは知ってる。が、どんな人なのか、どんな建築物を設計してる人なのかは、全く知らない。大阪の人なんだね。
で、表紙のコンクリートの釜みたいなのは一体何だろう?と思ってたら、フランスのパリに出来た「ブルス・ドゥ・コルメス」という美術館らしい。え?美術館?へぇ!今にも赤飯が炊き上がりそうな 大きな釜に見えるのに。私って失礼?でも昔、私の祖母が こういう釜で赤飯を炊いてくれて、それが物凄く美味しくて、何だか急に思い出しちゃって。
本の中には、見た事の無い建物が並ぶ。その中で、東京の神宮通公園トイレが載っていて、この形がまた面白くて。帽子をひっくり返したようなデザインなの。しかも、通り抜け出来る作りな為、防犯上のメリットが大きく、帽子の庇もあるから、便所の前で雨宿りしてても全然オシャレに見える。素敵。いつか行ってみたい。
てかね、県内に安藤忠雄さんが設計した建物があるのを知らなかった、っていうのもスゴい。多分私だけが知らなかった。恥です。
そして、本に載ってる建築物を見ると、丸いのに四角なんだもんね。定規を引いたみたい。面白い。でも、何で こんなにコンクリートが多いんだろ?と。涼しそうだけどさ。
安藤忠雄さんは、アルバイトをしながら独学で建築を学び、世界の建築物を巡る旅をし、沢山の本を読んできたそう。自分も読書をするようになってから、読書家の人に親近感を持つようになり、人から勧められた本とか借りた本とかを、スグに読んじゃうタイプで。
勿論、もっと若い頃に沢山本を読めば良かったなって思ってた事もあるけど、若い頃には読みたくなかったんだから、仕方がない。(笑)でも読書には、考える力が養われるってのは事実。世の中には、どうでもいいものって無いもん。
よくね、何歳を過ぎたら転職をするなとか、新しい事にチャレンジするには年齢的にも遅すぎるとか言うけれど、それって昔の話。どんだけ押さえられて生きなければならないんだよ。苦労してきてる人間にとっては、絶望の終止符を打たれたようなもんじゃないか。
本の中で安藤忠雄さんが こう言っていた。
「失敗を恐れることなく困難な現実に立ち向かう挑戦心。どんな逆境にあろうとも、夢をあきらめない心の逞しさ。身体・知性がいかに年を重ね、成熟しようとも、この内なる若さを失わなければ、人は老いることなく生きられるというのです。」
そう言ってもらえると、ありがたい。人生100年時代、押さえつけられて生きるのは嫌だ。安藤忠雄さんは、こんな風に言える人だから、奇想天外な建物を設計出来るんだね。
面白かった!トイレに行きたい!