現在は株と投信のバイ&ホールドの投資方針に落ち着きましたが、

ここに至るまで紆余曲折がありました。


 

その過程でおこなった111万円の損切りの話です。

 

何に投資?

某生命保険会社の米国ドル建年金支払い型養老保険です。

個人年金保険と言われるもので、定期的に保険料を支払うことで、老後に毎月一定の金額が受け取れる商品です。

死亡時の生命保険も付帯してます。

 

前の投稿で保険は契約していないと書きましたが、過去にはこの保険に加入していました。



 

 

いつ頃?

2016年1月に契約したので、今から8年前になります。

この時点では、優待株を数銘柄保有するていどで、投信の積立はまだしていません。


その頃ライフステージが変わり、今後のことを考える時期にありました。

節約でお金はたまっているけど、そのままで大丈夫かと漠然とした不安があったことを記憶しています。

 

妻も同様で、いろいろと情報収集をしてくれて、なんやかんやでこの商品を契約することになりました。

 

契約内容

当時、自由に使えるお金が300万ほどありました。

保険の担当者から、その300万円を最短で投入し長期で育てていこうと提案があり、次のような契約にしました。

 

・総額3100万円(年100万円×31年満期)で契約

・3年後、300万円払った段階で払い済み保険に変更
・その後は投入金なしで満期まで運用

 

 

中途解約による返戻金の減額がすごい

最初の頃は素直に長期で運用していこうと思っていたわけですが、

2017年末から投信積立を始めて、保険のパフォーマンスの低さと、あまりにも長期で資金が拘束されることに対して、保険証書を見るたびにため息が出ていました。


なんせコストが高い

300万円を支払って、保険料と手数料もろもろを引くと半分の150万円からスタートです。これを年利約2.3%で運用するので支払金とトントンになるには30年かかる計算です。

保険の返戻金表



だからといって中途解約すると100万円以上損することになりますし、保持したままでもストレスになります。解約か保持かとても葛藤がありました。

 

そして解約へ
結局ストレスに耐えきれず、保険の契約から5年後2021年に解約しました。

トータル2,834,894円の支払いで、1,720,514円の受け取りですので

約111万円の損切りとなりました。

 保険の支払金通知書



現金化に時間がかかる

解約の手続きはウェブから申し込み、家に書類が届きます。それを発送、会社側で手続きなどとめちゃくちゃ手間と時間がかかりました。


対して株なら売却当日に余力反映、2日後には手元に現金が入ります。投信はもう数日かかるはずですがその程度。


今回は急ぎではなかったので問題はなかったですが、急にお金が必要となったときに面倒だなと感じました。


手続きが終了し支払い明細書が届いたとき、ストレスから開放され妙にすっきりしたことを覚えています。

 

受け取ったお金の使い道

ストレス発散のため自分へのご褒美で旅行に…は行ってません。返戻金は投信や、米国高配当ETF(VYMなど)の買い付けに使いました。

いまのところ保険の予定利率2.3%以上のパフォーマンスは出ています。


 

教訓

よくわからない商品には手を出さないこと、契約ごとは話をよく聞き自分で調べて納得してから契約することを学びました。


その割にはQYLDをよく理解しないまま購入して含み損になっていますが…


 

このような経験から現時点では、流動性があって、すぐ現金化できて、パフォーマンスもいい株、投信一択という考えに落ち着いています。