


「エロあり」…性行為の視覚的または聴覚的描写がある(R18)
「微エロ」…性行為の描写はないが、卑猥な描写がある
「エロなし」…性行為・卑猥な描写なし(家族みんなで見られる)
重大なネタバレになりそうな文章は、
ネタバレを避けたい方は目をこらさないでください。
CUBE

罠が張り巡らされた密室に男女数人が閉じ込められる系の映画でした。しかし「なぜ自分たちはこんな場所に?」「犯人は誰?」などの謎は一切明らかにならない系。私はすべてにおいて理由と説明が欲しいタイプなのでモヤモヤしたまま終わった。何かしら匂わせて欲しかったけれどそれも無しでとにかく謎です。序盤でハゲお兄さんがサイコロステーキになったところはびびった。主人公の黒人男性(いわく警察官)は正義感のある熱血漢かと思いきや、ただのクズでした・・・。主人公がクズな映画ってあまり見たことがなかったので「主人公なのにこんな奴でいいの?」と思った。主人公が痛い目に遭っても可哀想とは思えなかったし、むしろ終盤まで生き残ったあの2人が可哀想。グロ描写→お兄さんがサイコロステーキになる、酸を浴びて顔が溶ける等々。グロ映画のくくりかもしれないけれど個人的にあまりグロく感じなかったのでこちらに感想を。
未知との遭遇

2時間超えなので長いな~と思ったけれど、意外にも引き込まれて時間を忘れて観てしまった。スティーヴン・スピルバーグ氏の初監督作品(?)らしいです。タイトルまんま、得体の知れないモノ=未知と遭遇しましたって感じの映画。作中では「未知」は「未知」のままであり、あまり多くは語られていない。その「未知」の正体が何であるのか解明はされていないです。モチーフは空飛ぶ円盤。この映画を簡潔にまとめると「UFOが人々をさらっていったけど律儀に返してくれた」かな(雑)。
主人公が妻と官能的にちゅっちゅするシーンが前半にあり。まったくけしからん!と思っていたら、中盤あたりでおかしくなってしまった主人公に愛想を尽かして子供3人を連れて出て行く妻。そのまま妻とも子供とも再会することなく映画は終わってしまうのだ。ラストは「え!行っちゃうの!家族は!?」と思ったけれど、それより以前に妻から電話があった時点で離婚話をされていたのかな。「直接会って話そう」と懇願する主人公をガン無視して妻は電話を切っていたから。あの一件だけで問答無用で離婚になるのか? もう少し夫の精神状態を心配しても良いものを、と思った。主人公が訳あって仕事をクビになった際にも「これからどうするの? 働くなんて私は嫌よ」と言っていたし、あの妻は薄情だと思う。支え合うのが家族じゃないんかい。子供3人抱えて家出して、しかも自分は働きたくないと言うくせにどうやって生きていくつもりなんだ? と、主人公の妻への不満がたらたら出ました。それとまだ離婚は成立していないと思うので、いくら感極まったと言っても妻以外の女性とキスする主人公は駄目だと思う。まったくもう。未知がどうのこうのより主人公や妻の人間性が気になった映画でした。
カールじいさんの空飛ぶ家

世間を賑わせる冒険家チャールズ・マンツに憧れる少年のフレドリクセンは、南アフリカにある『伝説の滝』へ行くことを夢見ていた。同じく冒険好きな少女エリーと親しくなり、後に2人は結婚。仲睦まじい夫婦生活を送ることになるのだが、ある日病に倒れたエリーが亡くなってしまい・・・という感じでフレドリクセンの少年時代から映画がスタート。
結婚後、冒険をするための貯金を試みるがなかなか貯まらず、2人の子供を望んだが授からず・・・。上手く行くことばかりではなかったけれど、夫婦で仲良く楽しく暮らしてきた数十年の日々。そしてある日突然1人になってしまう悲しさよ。愛するエリーを亡くしてからのフレドリクセンはそりゃあもう失意の日々で、ホロリとくるシーンが随所にあった。土地開発のために立ち退きを命じられているが、エリーと過ごしたこの一軒家は絶対に手放さんぞ! と頑なに断り続けるフレドリクセン。そんな中、愛用の杖で男性の額を殴打するという傷害事件を起こしてしまう。その事件が決定打となり以前から打診されていた老人ホームへの強制移動が決まってしまい、このままホームに収容されたらエリーとの思い出が詰まった一軒家が取り壊されてしまう・・・どうしよう・・・そうだ、家に風船を大量にくくりつけて空を飛ぼう! そして『伝説の滝』へ行こう! となり、フレドリクセンは長年の夢を叶える大冒険の旅へと出発するのだった・・・。
イイハナシダナー( ;∀;) 主人公のカールじいさん、訳あって共に旅をするはめになった少年ラッセル、旅先で出会った可愛い喋る犬ダグ&何かアホっぽい鳥ケヴィン。そんな2人と2匹が繰り広げる大冒険物語。タイトルに「カールじいさん」とあるけど、この人は作中では「フレドリクセンさん」と呼ばれることのほうが多く、あまりタイトルと一致しない。
いきなりの傷害事件に笑った。その事件がきっかけとなってアドベンチャーが始まるわけだけれど。おじいさんが一人ぼっちで朝食を食べているシーンや、ダブルベッドの左端で一人で寝ているシーンが切ない(;´Д⊂) 「エリーとの思い出」が所々にあり、何度もくどいほどに「在りし日のエリー」を描写することで視聴者にもエリーの存在を忘れさせない。おじいさんがエリーのことを思い出すたびに視聴者も思い出して、ホロリと切ない気分にさせる。妻に先立たれた独居老人ですわ。しかも頑固。寂しい。一緒に旅をする少年ラッセルは、たまたまおじいさんちの軒下にいたときに風船で家が飛んだものだから巻き込まれてしまったらしい。バッジ集めが趣味の冒険好きの良い子(アホっぽいけど)。そして「風船は持って3日だ」とのたまうおじいさん。お前・・・たった3日で『伝説の滝』に行く気だったのか!? というか3日で辿り着ける自信があったのか。偉大なる冒険家がわざわざ出向くようなところなのに3日って。恐らくと言わず帰りのこと考えてないよこの人。後半で登場するボスと何戦か交えるのだけれど、倒し方が個性的な感じで良かった。ちなみに喋る犬のダグは、首に付いている特殊な機械によって人間語を喋れるという感じ。他にも喋る犬がたくさん出てくるけど、機械が壊れているせいで甲高い声しか出ないドーベルマンが可愛い。ハッピーエンドな感じで良かったです。面白かった。
ベイマックス

13歳ながらに飛び級で高校を卒業した天才少年のヒロ。それなのに大学にも行かずフラフラ遊んでいる彼を気にかける兄のタダシは、自分が所属している大学のロボットサークルにヒロを連れて行き「面白そう!ボクもこの大学に通いたい!」と言わせることに成功。入学試験に見事合格したヒロを待ち受けていたのは、これから始まる楽しいキャンパスライフではなく、突然の兄の死だった・・・。
そんな感じで序盤から割とショッキングな感じでした。火事による爆発で、慕っていた兄&ヒロの入学を認めてくれた権威ある教授が死んでしまうんですね。しかもほぼ目の前で「教授がまだ中にいるから助けなくちゃ!」と兄が建物内に入って行く→直後大爆発。トラウマものですよね。14歳の少年が受け止めるには残酷すぎる現実だなあ・・・。そのショックで結局大学に行かず家でボーッとしてばかりいるヒロ。そんなヒロを優しく気にかけてくれるおばさん(幼い頃に両親を亡くしたヒロとタダシを今まで育ててくれた人)はとても良い人で良いキャラをしている。そんな引きこもり生活の最中、ヒロはベイマックスと出会う。と言うかすでに一度面識があるけど、ベイマックス=タダシが作ったロボット。「痛い」という声に反応して起動し、相手を癒やしてくれるケア・ロボットらしい。人々を救うために作ったとかタダシはなんて良い子なんだろう。やがてヒロは「もしかして火事は意図的に起こされた? 兄さんたちは殺された?」みたいな疑念を抱き、ベイマックス&タダシが所属していたロボットサークルの個性的な4人と共に、真実を追い始める。みんな面白くてとても良いメンバーだと思う。ベイマックスは誰に対しても敬語の大人しいキャラクターなので可愛い。電池切れ間近になると酔っ払いみたいになるのは面倒臭そうだけどwボス的な位置付けの人がいるが、もしかしてあの方では? という予想が当たった。ボスもある意味では被害者なので可哀想だけど・・・。
ディズニー映画だけど日本が舞台らしくてちょっぴり違和感があった。でも面白かったです。登場人物が死んじゃう系は泣きそうになって見るのがつらいなあ。
名探偵ピカチュウ

ポケモンは正直、ピカチュウとかフシギダネとかしか知らない。たぶん10匹くらいしか名前を言えないけど、そんな人間でも楽しめました。まあまあ不細工な顔のピカチュウが面白可愛い。人間とポケモンが一緒に暮らす街ライムシティで、数日前に死んだ父親の謎を追うティム。そんなティムの前に現れたのは、探偵業をしていた父親のパートナーだったと言う一匹のピカチュウ。本来ポケモンが喋る言葉は人間に理解できないのに、なぜかそのピカチュウの言葉がわかるティム。これは幻聴だ、と現実逃避しながら何だかんだピカチュウと共に父親の死の謎を追うのであった。
原作である3DSのゲーム(体験版)をやったことがあるけど、ゲームのほうがピカチュウに渋さ・ウザさがある気がする。私が知っているポケモンだとフシギダネ、ゼニガメ、ヒトカゲ、コダック、ミュウツーなどが出てきた。ポッチャマは居なかったと思う。序盤は正直、人間とポケモンが一緒の画面に映っているのを見て違和感があった。大の大人がモンスターボールを投げているシーンなんて、ただただシュール。何してるんだこの人・・・と少し引く。ピカチュウに「名探偵」感があったかと言うと、言うほど名探偵か? と疑問。大抵閃いていたのはピカチュウで、ティムはその通りに動いていただけだけど。しれーっと渡辺謙が出ていて1分くらい気づかなかった。「んん?」と顔をよく見たら渡辺謙だった。ハリウッド映画に出演しても違和感がない日本人俳優って改めてすごいですね。「インセプション」よりもこちらのほうが溶け込んでいた。ミュウツーが良い子ちゃんだった。全体的に面白かったと思う。
ライオン・キング

まだほんの赤ちゃんライオンだったシンバが成長し、やがて亡き父の跡を継いでアフリカを統治するキングになるお話。すごくリアルなCG映画で、ライオンたち動物が喋らなければ実際の映像かと思ってしまう。内容をまったく知らないのでピュアな心で観たけど、主人公かと思っていたライオンがまさかの悪役だった(そいつは主人公ではない)。悪役=シンバのお父さんの弟(叔父)なんだけれど、キングである兄のやり方が気にくわない為、シンバ共々殺す計画を立てている悪い奴(2人とも居なくなればキングの座は弟である自分のもとに来るから)。で、その悪い叔父ライオンはシンバをそそのかし、ハイエナ共と手を組んでついに・・・。色々あってシンバは故郷を飛び出し、草食動物たちが平和に暮らす美しいジャングルで生活を始める。草食動物に混じって虫を食べるシンバ。この現実逃避感すごい。嫌なことがあってつい逃げ出した先でライオンとしての生き方を忘れ(ようと努力して)、何も考えずに虫を食べたり遊んだりして数年暮らすシンバ。父親亡き今、シンバがやらなければいけないことはあるんだけれど、すべて投げ出して逃げてきちゃったわけだよね。最初はくよくよ悩んでいたシンバだけれど、ジャングルで出会ったヘンテコなコンビに「過ぎたことを考えたって仕方なくね?」と背中を押されたことで、悪い意味で吹っ切ってしまう。本来それは良い言葉なんだけれど、現実逃避することとは意味が違うよね。ま、そんな感じでキングの座を継がなきゃいけないシンバが遊び呆けている数年の間に、叔父ライオン&ハイエナが好き勝手にやってしまいアフリカから緑と動物が消えてしまうのでした。
翔んで埼玉

GACKT主演。田舎だ何だと虐げられてきた埼玉県民が立ち上がり、日本を埼玉色に染めてやろうと奮闘するお話。がっくんの演技ってどんなのだ? と少し不安だった(何様)けど、普段TVに出ているGACKTのイメージを壊すことなく演じていてすごい。ナルシスト要素はなくて、クールで埼玉愛が強い美形男子役。ひたすら埼玉県の悪口を言うひどい映画で笑った。はじめは埼玉県の悪口オンパレードなんだけれど、中盤辺りから千葉、茨城、群馬の悪口も入ってくる。私は関係ないから笑っていられるけど、該当する県民の視聴者はどんな気持ちでこの映画を見ているんだろう。「埼玉県民じゃないと言うのならこの草加せんべいを踏め!」と踏み絵をやらされるGACKT。くだらなすぎて笑うw ライバルと手を組んで東京を倒す展開に胸が熱くなった。百美ちゃん(男)が味方になってくれたのも嬉しい。キスシーンは2回あり(しかも男同士)。シリアスというシリアスはないし、泣けるシーンもない。全体的に笑える映画という感じです。
イースターラビットのキャンディ工場

日本ではあまり馴染みがない(と思う)イースターのお話。イースターの日に各家庭にお菓子を配って回るウサギを「イースターラビット」と呼ぶらしい。サンタクロースみたいな役回りなのかな。一子相伝、イースターラビットの家系に生まれたウサギが代々跡を継ぐらしい。跡継ぎだけどそんな責任の重い仕事はしたくなくて本当はドラマーになりたいウサギのEB&ニートのフレッド(人間)が物語の中心。EBは人間の言葉を喋るがゆえに人々は驚くんだけど、みんな受け入れるのが早すぎる。『ウサギが喋った!? こりゃナイスだ!』という具合に。世界観がいまいち分からない。「人間語を喋る二足歩行のウサギ」が存在して当たり前の世界なのか? みんな驚いているからそういうわけではないと思うけど、だとしたらやっぱり受け入れるのが早すぎると思う。そのへんの設定はびみょー。
EBは身勝手だし、フレッドはそんなEBに振り回されるヘタレで、中盤くらいまでは見ていてイラッとしたりした。EBは「身勝手で可愛い」感じじゃなくて「身勝手でイラつく」タイプのウサギ。見た目はまあまあ可愛いけど・・・。フレッドはヘタレのニートで言い訳ばかり。どちらも好きになる主人公ではない。そしてタイトルに「キャンディ工場」とあるけど、そんなにキャンディ工場が重要ってわけではない。工場が出てきたのは最初と最後くらいで、あとはほとんど人間界での話が主。工場メインの話じゃないのでタイトルセンスがびみょーに思える。「イースターラビットと無職のフレッド」とかで良いんじゃないかな。あとキャンディ工場と呼んではいるものの、普通にチョコレート菓子とかも作ってるしなあ・・・。強いて言えば「お菓子工場」で良いと思う。動物はウサギ、ヒヨコ(たくさん)、ドーベルマンが出てくるくらい。ちなみに好きな台詞はホフさんの『彼の・所へ・行け』です。全体評価はまずまずって感じですた。
ホームアローン

クリスマスに家族全員でフランスへ行くつもりが末っ子のケビン(8歳)を自宅に置き去りにしてしまうという物語。アメリカが舞台。日本人(というか私)の想像通りのアメリカ人という感じの主人公家族。ピザをデリバリーしてペプシコーラを飲むという。それとすごい豪邸。豪邸に見えるけどアメリカだとあのクラスの家が普通だったりするのか? ケビン家は7人家族だけどそれにしてもデカイ家。とにかく家がデカイ。でも外国の家って大きくて立派な反面、作りがチープな感じがするよね。日本の家は小さいけどしっかりした作りって感じ。
まあそれはさておき、8歳の少年ケビンは朝目覚めると家の中に誰もいないことに気がつく。前日母親と喧嘩した際に『こんな家族クソ食らえだ! みんな居なくなれ!』と勢いで言ってしまったことから、自分の願いが叶ったのだと思い、ヒャッホー状態なケビン。しかしそんなケビンの家に2人組の泥棒が入ろうとしていて・・・という感じで、この映画は幼いケビンが孤独に泥棒と戦うお話でした。「家に入ってきた泥棒を何とか撃退する」のではなく「泥棒を家に入らせないためにあの手この手で攻撃を仕掛ける」系の映画だった。ケビン的には「泥棒を退治する」というよりも「この家を守る!」って感じ。子供ながらに巧みな方法で罠を仕掛け、大人の男2人を翻弄する賢い子。家にある物で即席トラップを生成するケビン。まあそのおかげで家の中はグチャグチャに散らかり放題だけど・・・。何だかんだあってケビンの大勝利。自宅を守っただけでなく、たちの悪い泥棒の逮捕に貢献した隠れたヒーロー。置いてきぼりにされたけど今回の一件で成長したと思う。でもケビンの兄姉や親戚の子供たちは好きじゃない。ケビンを見下しているから。いい話風に終わったけど他の登場人物は好きになれなかった。
ドラゴン・タトゥーの女

約160分という長さだけど飽きずに楽しめた。40年前に起きた少女失踪事件の真相を追うことになった記者と女探偵の話。記者=主人公の男性(ミカエル)、女探偵=ドラゴン・タトゥーの女(リスベット)という感じです。はじめはミカエルが孤独に調査を開始するんだけれど、中盤からリスベットと手を組んでやがて真相に辿り着きます。どっちも優秀で良いコンビだと思う。リスベットはゴリゴリの顔ピアス&個性的な髪型&血色の悪い痩身な女性。移動は大型バイク。すごく格好良いなあ。ぶっきらぼうで他人に媚を売らない性格だけれど、同じようなさっぱりした性格の人(たとえばミカエル)とは相性が良い感じがある。ミカエルに危害を加えた相手をどこまでも追いかけるリスベットは怖くて格好良い(一応「殺して良い?」とミカエルに聞いて了承を得る)。いやミカエル、それは了承しちゃ駄目だろ! いいコンビだと思うんだけれど・・・ラストのラストがちょっぴり切ない。リスベットは「良い相棒」以上の特別な感情をミカエルに抱いてしまったのかな。
事件の犯人とされる人物は判明するのだけれど、何ともまあどうしようもない一族だな。おクソな奴が少なくとも2人いる。気持ち悪いなあ。失踪した少女がとても可哀想。湖畔に住んでいるとある一族が物語の中心なんだけれど、人数が多い上に当然近親者なので誰が誰だかさっぱり。よくわからないまま映画を見終わった。
ベッドシーン3回くらい(うち1回はレ○プ)、卑猥な単語は2回くらい、他キスシーンなど。リスベットはお金や情報のためなら自分の身体を平気で使うようだ。レ○プ魔のブタ野郎に襲われるシーンはかなり胸糞悪いけれど、リスベットのほうが1枚上手で華麗にブタ野郎に報復。嫌がっていたのは演技なのか本気なのかわからないのが怖い。でも、どう考えてもレ○プされることをわかってブタ野郎の家に行ったはず。むしろ目的のために「レ○プされに行った」という感じだ。リスベットはもっと自分を大切にしてください。主人公のミカエルは嫌な奴じゃないけど、妻子がありながら職場の上司&リスベットと肉体関係があるのでそこは嫌い。夫婦関係はすでに破綻しているらしいので、まずそこを清算してからだろ。リスベットはどこか人間味のない淡白な感じなのに性/欲は人一倍あるんだなあ。ミカエルを誘ったのはミカエルのことを気に入っているからだと思うけれど、だとしても性にだらしない印象は拭えない。
濡れ場がたくさんあるので友達や家族と一緒に見るのは気まずいけれど、1人でゆっくり見る分には面白い映画だった。中2心をくすぐるようなグロテスクで美しいオープニングも見もの。続編(?)があるようだから見てみたいな。