昨日久々にプレイしたので。
ざっとコープスパーティー2Uの「死線流し」をまとめる。
感想も含めて大まかな流れをネタバレします。注意!
※2Uのエクストラチャプター「死線流し」
登場人物は2U新キャラの「高井梓紗」「古林蘭」など。
良樹、あゆみもいるよ。
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「聖骸布(せいがいふ)の約束」
高井梓紗。古林蘭。後藤敏久。小潮賢太郎。
田舎の高校に通うこの4人は幼馴染み。
高2の2学期が始まる直前、高校が廃校になる事が決まった。
都会に転校する者、家業を継ぐ者など、廃校について納得はできなかったが、それぞれの道へ進む事を決心する4人。
そんな中、高井梓紗は「聖骸布の約束」をしようと提案する。
実行者たちの名前を白い布に書き、それを川に流す事によって、悪いものも一緒に川に流すというもの。
「いつまでもずっと一緒だ」と誓い、4人は布を川に流す。
翌日「布が貯水パイプに詰まって水が出ない」といった苦情が学校に寄せられる。
その布は昨日、梓紗たち4人が川に流したものであった。
賢太郎は「全て自分一人でやった」と皆をかばう。
結果、謹慎処分になった賢太郎は学校へ来なくなった。
梓紗たちは本当の事を言えず、賢太郎一人に全ての責任をなすりつけてしまった。
梓紗「怖くなって逃げたの……言い出しっぺの私が一番悪いのに」
その事が原因で転校の話が早まり、4人はギクシャクしたまま散り散りになった。
(高井梓紗と古林蘭は同じ学校へ転校)
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仲間を探して天神小を彷徨う良樹とあゆみ。
悪霊に取り憑かれておかしくなったあゆみを偶然通りかかった梓紗が十字を切って救出する。
同年代の生存者ということもあり3人は意気投合。
梓紗の友人を探す為にもしばし行動を共にする事に。
間も無く、廊下の暗がりから古林蘭が登場。
再会を喜ぶのもつかの間、蘭の足元には賢太郎の死体があった。
蘭によれば「黒いモヤモヤが賢ボーを襲った」のだと言う。
一転、場の空気は重ぐるしくなる。
突如、梓紗が持っていた聖骸布が光り、廊下の壁を照らす。
壁に映像が映し出されるのだが、その映像で明らかになったのは、
→密かに付き合っていた梓紗と敏久。
→「友達でいたい」と、梓紗が敏久を振る。
→「何でだよ!納得できねえよ!」と敏久。
→梓紗が敏久を振る前日、梓紗は賢太郎に告白し振られている。
梓紗はこの事(二股)を知られたくなかったようだ。
今までの冷静だった態度とは打って変わって取り乱しはじめる。
賢太郎の死体に手を合わせていると、廊下の暗がりから足音。
後藤敏久が登場。全身血まみれで、ひどい怪我を負っている。
しかし敏久の第一声は「梓紗、蘭から離れろ!」
困惑する梓紗。
「トッシーはもうおかしくなってるんだよ、だから信じちゃダメ!」と蘭。
ふいに、悪霊に乗り移られた賢太郎の死体が浮き上がる。
賢太郎は手から黒いモヤモヤを出して敏久に攻撃をする。
敏久、ここでしばらく退場。
賢太郎(悪霊)「蘭、早く敏久にとどめをさせ。背後から床の穴に突き落とすなどという不確かな方法ではなく……な」
それを聞いてうろたえる蘭、困惑する梓紗。
賢太郎(悪霊)「梓紗、お前が一番面白い。役者めが」
この辺りから次第に梓紗の本性が現れはじめる。
「梓紗、お前は転校先で全てをやり直すつもりだったのだろう?
過去も友達も全てを捨てて、一人で、”か弱い人間”として」
賢太郎のその言葉を聞き、蘭は驚いて梓紗に詰め寄る。
「え……? 一人、って……? ね、ねえ、嫁、一人って? 私がいるじゃ……」
言い終わらぬうちに、梓紗は無表情で蘭の顔面をグーで殴る。
蘭は吹き飛び、鼻から血が大量に噴き出す。
「あぁ!!? 気持ち悪いんだよ!!!」と梓紗。
ドン引きする良樹とあゆみ。
梓紗「おら! おら! おら!!」
蘭「いだっ……いだいぃぃ!!!! うわぁぁぁぁぁ!!!」
ブチ切れて蘭に蹴りを入れ続ける梓紗。
梓紗がついにナイフを取り出すと、あゆみがすかさず止めに入る。
「あゆみちゃんどいてよぉ~~~~? そいつ殺せない!」
梓紗に突き飛ばされたあゆみ、頭を打って気絶。
「契約と話が違うじゃない!! なんで私までこんな空間に閉じ込められてるわけ!!?」と賢太郎に詰め寄る梓紗。
「クソ悪霊をちょっとでも信じた私がバカだったわ!! クソが!! クソ!! クソ!! クソ!!」
激昂しながら、持っていた十字架ナイフを床に叩きつける。
「自分だけ幸せになれればいい。貴様のは実にシンプルな欲望だ」
「まだ誰かとの幸せを望んだだけ、蘭、お前のほうが高尚だったかな?」
そう言い、本格的に良樹たちを殺しにかかる賢太郎。
ここから良樹のターン。
先ほど梓紗が投げ捨てたナイフを拾い、隙をついて賢太郎を刺す。
呻く賢太郎。良樹は梓紗にとどめを刺せと命令し、梓紗との絶妙なコンビネーション技で賢太郎を倒す。消滅する賢太郎の死体。
一息つく間もなく、梓紗が良樹に近寄り甘ったるい声で囁く。
「頼りがいのある人、好きよ。ナイト君は、私を守るの……。ね……?」
しかし良樹に拒絶される。その時ちょうど敏久が立ち上がる。
「梓紗、お前はそういう奴だったよなぁ……相手は誰でもよかったんだろ?」
「みんなが振り返る、ブランドの服を持っていたい……そんな感覚だ」
「俺と別れて賢太郎に告白したのだって、俺たちの中で賢太郎が一番優秀だったから……そんなところだろ」
「──なぁ、蘭……こんな奴のどこがよかったんだろうな?」
そう訊かれ、蘭は恐る恐る敏久に近づくが……
「近寄るんじゃねえ!!!」
「蘭、お前俺を突き落としやがったよなぁ? 悪霊に乗せられやがって……」
来た道を引き返す敏久。蘭は取り乱し、その後を急いで追う。
「待って……待って待って待って!!! ごめんなさい!!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!」
「蘭!」と縋るように呼ぶ梓紗。
しかし蘭は、悲しそうな目で梓紗を見るだけで何も言わない。
「待って、トッシー!! 私が間違ってた!! 謝るから、許してぇぇぇぇ!!!」
そう叫び、蘭は振り返る事なく廊下の暗がりへと消えていった。
やっと目覚めるあゆみ。すかさず梓紗が駆け寄る。
「あゆみちゃん!さっきはごめんね!?悪霊を倒す為にいろいろ芝居をうつしかなかったのよ!!ほら、悪霊は心に入り込むって言ったでしょ!?そう、そうなの!!全て悪霊が悪いの!!ね?ね?ね?」
失調ぎみの梓紗。そんな梓紗に嫌悪感を示すあゆみ。
「やめて! やめてよ……もう、話しかけないで」
あゆみにも拒絶され、完全に壊れる梓紗。
うつろな目でしくしくと泣いている。
「まだ間に合うだろ、追いかけろよ」と良樹イケメン。
梓紗は泣きながら、フラフラと廊下の暗がりへ消えていった……。
なんだか騒がしい事件に巻き込まれた良樹とあゆみ。
気を取り直し、仲間と生きてこの場所から脱出する為、再び歩き出すのであった。
その後
フラフラと廊下を歩く梓紗。
「わたし、は、あく、ま、じゃ、ないもん、あは、あはは」
そこで一人の男と出会う。
「……生存者か? ──僕は刻命裕也。ここは危険だ。
なるべく、一つにまとまって行動したほうがいい」
……Wrong end
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確か、こんな感じだったと思う。
梓紗は心の拠り所、依存対象が欲しいだけ。
賢太郎は蘭の事が好きなのかも?
なぜ天神小に4人が飛ばされたのかは不明。
原因は幸せのサチコさんではない様子?
BDの登場人物に梓紗がいた。蘭はおらず。
梓紗はどうやって絡むのか?
猫をかぶったバージョンの梓紗なのだろうか?
元々、うわべは梓紗と蘭は仲良し。
蘭は梓紗を「嫁」と呼んでいる。蘭の気持ちは本物だと思う。
思いっきり殴られたり蹴りを入れられた蘭。
だけど梓紗にやり返したり怒ったり責めたりは一切しなかった。
だけど、二度と「嫁」と呼ぶ事もなかった……。
蘭が敏久を殺そうとしたのは、悪霊にそそのかされた&大好きな梓紗に近寄る汚い虫=敏久が嫌だったから、らしい。
なんだか2Uをやっていて一番衝撃的、かつ印象的だった。
割と台詞も覚えていた。
それと声優さんの演技が凄い。