太郎太刀・次郎太刀
真柄親子を知っていますか？
越前の朝倉家に仕えた家臣 真柄直隆 その子 真柄隆基 です。
この二つの太刀はこの親子によって使われた。
戦いは姉川の戦いである。
織田信長・徳川家康連合軍vs浅井長政・朝倉義景連合軍の戦い。
信長の妹お市の婿である浅井長政が信長と敵対していた朝倉義景側についたことがきっかけである。
戦いは8時間に及び、最初は浅井朝倉が優勢であったが、次第に押され、最終的には織田徳川が勝利。
浅井朝倉軍は敗走を始めるが、ここで活躍したのが真柄親子である。
いわゆる殿である。
ここで父直隆が使ったのが太郎太刀
子の隆基が使ったのが次郎太刀である。
真柄親子は剛の者として世に知れていた。
普通の太刀は100ｃｍ弱であるが、この親子が使った太刀は
太郎太刀 刀身160ｃｍ 全長300ｃｍ
次郎太刀 刀身130ｃｍ 全長260ｃｍ
というありえないような長さであった。
どちらの太刀も重すぎて一人では持てなかった説もある。
敗色濃厚となった姉川合戦で親子は奮闘した。
が、一対一の時代は終わり、数がものをいう時代であったため、
密集した戦場では太刀をうまく使えなかった。
父直隆は家康の家臣勾坂式部軍に囲まれ打ち取られ、
息子隆基も左手を切られ、太刀を扱うことなく討死したという。
嘘のような話である。
だれも信じないような話であるが、これに証拠がある。
太郎太刀・次郎太刀が現存するのである。
熱田神宮というところに太郎太刀次郎太刀とされる太刀がある。
刃長は
太郎太刀 221ｃｍ
次郎太刀 188ｃｍ
と、伝承を大きく上回っている。
最強の一撃必殺アイテム 参照
おっそろしいですね。。。
ぜひ見てみたいものです。。。