(ペトロナスツインタワーとマリーナベイ・サンズ)
マレーシアのクアラルンプール(KL)にひと際目立つ超高層ビル(452m)はペトロナスツインタワーといって、KLのシンボルとも言える存在である。KLには何回も行っているので、このツンタワーは、近くで何回も見ているが、展望台に昇ったことはない。このツインタワーは1996年に完成し、タワー1は日本の建設会社ハザマが、タワー2は韓国の企業が担当したが、その対照的な工法が話題となり韓国が担当したタワー2が途中で傾くというアクシデントが発生した。日本へのライバル意識から、完成を急いだようで、傾きがわかった時点では日本側が技術的助け舟を出したようである。
下記の解説動画によると、韓国側の建設責任者は韓国の技術レベルがいかに素晴らしいか、日本の技術レベルがいかに低いかという偏見を持っているようで、まさに韓国対日本の技術対抗戦の感があったようである。2つのタワーを結ぶスカイブリッジの建設は、当初は両国の競争によって建設権利が与えられることになっていたが、韓国を助ける日本側に余裕がなく、最終的には韓国側が担うことになったようである。
また、韓国サムスングループ企業が建設したシンガポールのマリーナベイ・サンズが3つの建物が異なる方向で傾き始めており、ピサの斜塔の5倍も傾いており、崩壊する可能性もあるというから心配である。日本を含め世界的建設企業が台風や強風、高湿度という熱帯気候特有の環境要因への対応(季節変動による材料の膨張・収縮、コンクリートの養生条件など)や埋め立て地という地盤の問題やプロジェクトの工期短縮要求と品質保証のバランスを取ることの困難さなどから参加を見送る中、韓国の企業グループが受注することになったものである。工期が短縮できた場合は、7億円のインセンティブが支払われる契約となっていて、韓国企業が手を挙げて、工期短縮を目指したため、建物の品質に影響を与えた可能性もあるという(当初4年→2年3カ月で完成)。手抜きなんていうことはないと思うが、安全に関する品質に問題がなかったのか気になる。単なる都市伝説であればいいが、もし万一崩落でもしたら途方もない大事故になるので、そうならないように事前の対策をしっかり立ててほしいものである。
韓国独自の技術で建築した452mのパクリタワー:https://www.youtube.com/watch?v=LGtHuVeXuJA
ゆっくり知的雑学(韓国が建てたマリーナベイ・サンズ、実はヤバいほど傾いていた!?):https://www.youtube.com/watch?v=LLQobS8VFug













