美しすぎる切り絵教室 横山夢(よこやまろまん) -105ページ目

できたわ~



できたけど。写真撮影してデータにして調整すると、原画と全然違う・・・・。

上の絵の一部は私的お茶会を表した絵の一部なんですが、下絵の完成段階で「どうかな~。お蔵入り?」と思っていたのですが、下絵を見た方が、一目見たときに

「これかわいい♪」

と言ってくれたので元気が出てカッティングしました。
心からのひとことって励みになりますね。もちろん原画を欲しいと言っていただいた時もですが。

今日は午前中にカッティングが終わったのでゆっくり昼食を摂りました。いつもは10分くらいで食べて急いで仕事に戻るのですが。

先週私のメンタルも大変だったので、今日のカッティングは村下孝蔵サウンドで乗り切りました。
彼の歌は切なく暗い愛の歌がほとんどなのですが、その中でも「春雨」という歌が最強に暗く、


「思い出をたどりながら二人で聴いたイ悲しい恋の歌を聴き、心を込めたセーター(心を込めて編んだセーター)をほどく。そしてレコードに傷をつける」

とか、

「もう誰も、私を見ないでほしい。あなたを変えた町全て憎みたい」

とか、

聴いていると、




んーこれよりはきっとマシかな。



と思うので、気が紛れるんですよね。





比較、対照することで自分をダークサイドから遠ざけ光の方へ分類して安心感を得ることは効果的な療法だと思う。

下には下が、

上には上が、存在する。


40歳も、80歳から比べれば若く、
16歳からくらべればオールド。


「森羅万象を刻む―デューラーから柄澤齊へ」

http://shinrabansyo.hanga-museum.jp/index.html

「森羅万象を刻む―デューラーから柄澤齊へ」

この展覧会行きたい・・・遠いなあ

今月の意気込み



女王陛下の国イギリス・・。
ビバ ヴィクトリアン  
イギリスにて切手〒制度が始まったのもビクトリアン期でした。

それまで手紙ってどないしてたか?

封筒に入ってる便箋の枚数
差し出し所から受け取り所までの距離
で金額が決まっていたそうですよ。しかも支払いは受取人だったので、郵便を受け取らない人が多かったそうです。金額が下層労働者の月給くらいかかったとか。

ビクトリアン期には貧困格差が高かったので一般市民はあまり良い暮らしはできなかったみたいです。当時は、今では「そんなものに税金が?」という様々なものに税金がかけられていました。

例えば、






「窓税」





窓税って・・なに?



家に窓を作ると大きさによって量られて税金を納めなくてはなりませんでした。
窓作んなくてもただ壁に穴開けても税を取られたんですって。
なので貧乏人の家には窓作れなくて空気が悪くてしんどかったみたい。湿気がこもって病気になるし。
そのせいでガスも普及が遅れたそうです。
しかも、壁に穴をあけて窓枠をつけて、そこにガラスでも嵌めようものなら、今度は、


「ガラス税」


かかりました。

今わたくしたちがガラス窓のあるお部屋に暮らしているのはヴィクトリアンたちから見ればとっても裕福なことだったんですね。すごいですね~。

とにかく税金が課せられるものは普及が遅れるんです。




「砂糖税」
もありました。これは次第に税率が低くなり、それにつれて消費量がどんどん伸びていったそうです。
当時は私たちが使っているような砂の形ではなく固形の棒状態で小売りされており、各家庭にすりつぶし器があったようです。

棒で買ってきてすりつぶさなきゃいけないなら、もういい!
メイドでもいてくれないと砂糖使う気になりませんよね。


で、今月の意気込み。




下絵をいくつも同時進行。一枚でも多く新しい作品を制作するぞー。
絶対できないんですが、「今日中に仕上げる」と決めてかかるのが一番よく進みます。



で、これだけのことに長い前置きがあったのですが、それはなんでかといいますと、


今回の絵の一枚に、わたくしの好きなヴィクトリアンなモチーフをいっぱいちりばめようと思っています。

だからペニーブラック切手とか、

アクアリウムとか、

アルバートとか、

こんなん入れても誰も知らないし、というものを・・・



↑これ、何かわかりますか?

なんかガラスケースにシダみたいなんが入ってる・・・・


これは、ヴィクトリアン達に偏愛されたシダ植物をご家庭で観賞するための装置です。

ウォーディアンケースっていいます。

なにそれ特に面白くない。・・・と思われるかもしれませんが、このケース、ガラスが使われていますよね。ビクトリアン期にガラスに税が課されていたことを知っていると、

みんな頑張って奮発してまでこれ買ったんだー。
そこまでしてシダ、欲しい?
ビクトリアン達にとってシダってなんなの?


・・・と色々考えちゃって、私のような者にとっては面白いんですよ~。




シダ・・・


当時すごく流行ったんですよー。
時代の熱狂って面白いですよね。










昨日は娘の薬をもらいに行って京大病院で3時間+αかかりました。
あーその3時間、わたしに自由にさせてくれたら。



明日はGW明けの大学で授業。
学生がみんな出席してくれるといいな。
5月病の季節・・・。

遅くてすみません



やっとできました。




遅すぎてアリス寝る。





GW明けは火曜日からの営業です。


オイルパステル (OilPastel) の技法


棒状の油性固形描画材の一種で、油性のパステル類と軟質のクレヨン(wax crayon)類に分類される。
クレヨンは着色顔料と蝋でできており、硬くて線描以外の描画は困難ですが、
オイルパステルは顔料と蝋に加え、液体油を含むため軟らかく画面上での盛り上げや伸ばしなどの様々な描画ができます。


■並列混色■

■エクステンダーによる上塗り■

↑エクステンダー 
無色透明のクレパスで、
透明調に色をのばす効果が得られます。


■拭き取り(ティッシュ)■


■加熱による溶かし(ライター)■


■加熱による溶かし(アイロン)■



■スクラッチその1■(紙の色を出す)



■スクラッチその2■(下塗りの色を出す)
小さい頃、幼稚園なんかでクレパスを使って花火の絵とか描きませんでした?あの技法です。



■ぺトロールによる溶かし塗り■


↑ぺトロール 
油絵用の揮発性油で溶かせます
(揮発性油は有毒・可燃物であり取扱注意)。
ぺトロールや他の油彩用のオイルでもいいんですが、手軽なのはジョンソンズのベビーオイルとか、食用油でも溶けます。




横山の実習ではオイルパステルの一種であるクレパスを使います。
クレパスは画材名のようにも知られますが株式会社サクラクレパスの登録商標です。
サクラクレパスの歌ってしってます?



撥水性を利用した表現、熱による盛り上げやスクラッチなど掻き落としができ、
塗り厚により不透明・半透明の表現ができます。画面上での混色も容易です。



クレヨン・クレパスの撥水性を利用した水彩絵の具との混合技法



クレヨンをドライヤーの熱で溶かすアート




水彩風の表現


作品完成後は画面保護剤としてコーティング用のワニスを利用し、経年変化による
油分の浸透やブルーム、接触による色移りを防ぎましょう。



というようなオイルパステルの技法をGW明けの大学で実習します。
わたくし、クレパスでイラスト描いたことないので(デッサンはしたことある。面白かった)、
ちょっと色々技法を試しながら描いてみました。途中まで・・・;


スクラッチの技法で描いてみて、思ったのは細かい表現が難しいので人物とか入れるのは向いてないなあと。
まあ絵ヅラによりますけど。

指がものすごく痛くなりました。
切り絵で鍛えているはずなのにー。ピンセットでやったのがまずかったかも・・。
3時間くらいずーっとガリガリしてました。

ガリガリスクラッチしているので、クレパスのカスがいっぱいできるし、デスクや他の画材や服につかないかとても心配で、切り絵のアトリエの別に制作場所があればまたやってもいいかなと
思います。


↑こういう雰囲気つくりの引っ掻きを入れるのが楽しいです。



結構面白く、これで絵を描くのも楽しそう・・。
色彩の雰囲気が版画とか日本画に似てるし・・。
んーでもそれは描く人によるか・・・。

昔は油画の絵の具の代わりに使ったりもしたそうです。クレパスのデッサンは油絵の雰囲気になりますからねえ。



私が使ったのはサクラクレパス20色+エクステンダー。
水色と灰色が色彩の雰囲気つくりに活躍しました。ワニスがあったらもう少し描きやすかったと思います。