今月の意気込み
女王陛下の国イギリス・・。
ビバ ヴィクトリアン
イギリスにて切手〒制度が始まったのもビクトリアン期でした。
それまで手紙ってどないしてたか?
封筒に入ってる便箋の枚数
差し出し所から受け取り所までの距離
で金額が決まっていたそうですよ。しかも支払いは受取人だったので、郵便を受け取らない人が多かったそうです。金額が下層労働者の月給くらいかかったとか。
ビクトリアン期には貧困格差が高かったので一般市民はあまり良い暮らしはできなかったみたいです。当時は、今では「そんなものに税金が?」という様々なものに税金がかけられていました。
例えば、
「窓税」
窓税って・・なに?
家に窓を作ると大きさによって量られて税金を納めなくてはなりませんでした。
窓作んなくてもただ壁に穴開けても税を取られたんですって。
なので貧乏人の家には窓作れなくて空気が悪くてしんどかったみたい。湿気がこもって病気になるし。
そのせいでガスも普及が遅れたそうです。
しかも、壁に穴をあけて窓枠をつけて、そこにガラスでも嵌めようものなら、今度は、
「ガラス税」
かかりました。
今わたくしたちがガラス窓のあるお部屋に暮らしているのはヴィクトリアンたちから見ればとっても裕福なことだったんですね。すごいですね~。
とにかく税金が課せられるものは普及が遅れるんです。
「砂糖税」
もありました。これは次第に税率が低くなり、それにつれて消費量がどんどん伸びていったそうです。
当時は私たちが使っているような砂の形ではなく固形の棒状態で小売りされており、各家庭にすりつぶし器があったようです。
棒で買ってきてすりつぶさなきゃいけないなら、もういい!
メイドでもいてくれないと砂糖使う気になりませんよね。
で、今月の意気込み。
下絵をいくつも同時進行。一枚でも多く新しい作品を制作するぞー。
絶対できないんですが、「今日中に仕上げる」と決めてかかるのが一番よく進みます。
で、これだけのことに長い前置きがあったのですが、それはなんでかといいますと、
今回の絵の一枚に、わたくしの好きなヴィクトリアンなモチーフをいっぱいちりばめようと思っています。
だからペニーブラック切手とか、
アクアリウムとか、
アルバートとか、
こんなん入れても誰も知らないし、というものを・・・
↑これ、何かわかりますか?
なんかガラスケースにシダみたいなんが入ってる・・・・
これは、ヴィクトリアン達に偏愛されたシダ植物をご家庭で観賞するための装置です。
ウォーディアンケースっていいます。
なにそれ特に面白くない。・・・と思われるかもしれませんが、このケース、ガラスが使われていますよね。ビクトリアン期にガラスに税が課されていたことを知っていると、
みんな頑張って奮発してまでこれ買ったんだー。
そこまでしてシダ、欲しい?
ビクトリアン達にとってシダってなんなの?
・・・と色々考えちゃって、私のような者にとっては面白いんですよ~。
シダ・・・
当時すごく流行ったんですよー。
時代の熱狂って面白いですよね。
昨日は娘の薬をもらいに行って京大病院で3時間+αかかりました。
あーその3時間、わたしに自由にさせてくれたら。
明日はGW明けの大学で授業。
学生がみんな出席してくれるといいな。
5月病の季節・・・。