N中ソフトテニス部の軌跡 No.25

                  ラケットのこと

                                          2025.12.17

 

   「先生、グリップテープを巻いてもらえますか」「ああ、いいよ。ハサミももってきて」こんなやりとりから、昨日の体育館練習では、ラケットのことを話すことになりました。それだけ、技術が向上(こうじょう)し、ますますソフトテニスへの興味(きょうみ)や関心(かんしん)が高くなってきた頃(ころ)かと考えたわけです。

 ソフトテニスにおいて、ラケットは、シューズと並んで大事な道具です。スポーツ店のソフトテニスコーナーに行くと、ラケットがたくさん並んでいます。いったいどれを買ったらいいのかわからなくなることでしょう。

 現在、ラケットの主流(しゅりゅう)となっているメーカーは、ヨネックスとミズノです。それぞれ、後衛用(こうえいよう)、前衛用(ぜんえいよう)、オールラウンド用が出ています。オールラウンドとは、後衛もやるし、前衛もやるような選手のことです。N中ソフトテニス部には、今のところ、まだそういった選手はいませんが、もう少しうまくなったら、オールラウンドプレーヤーをめざしてほしいと考えています。

 ヨネックスのWEBサイトには、「ラケナビ」というものがあります。

 STEP1 ポジションは決まっている?

 STEP2 ソフトテニス歴は?

 STEP3 キミはどっちのプレースタイル?

 STEP4 キミはどちらを選ぶ?

 このような質問に答えていくと、おすすめのラケットが出てきます。試(ため)しに、N中ソフトテニス部のある後衛の選手をイメージしてやってみました。すると、「GEOBREAK 70S」というラケットが出てきました。そこには、「突き破る、新次元パワーショット。ストローク重視モデル。」という紹介がありました。

 詳細(しょうさい)を見てみると、サイズには「UL0」「UL1」「SL1」と3種類あります。レベルとしては、中級と上級に◎がついていました。

 ミズノのWEBサイトにも、「勝ちラケ」というものがあります。

 Q.君のポジションは?

 Q.ソフトテニスを始めて・・・

 Q.腕力はある方ですか?

 Q.求めるラケット性能は?

 ある前衛選手をイメージしてやってみました。「D FORCE V-10」が出てきました。「力を操り、パワフルショットを決めろ!適度な硬さと飛びを重視した中上級者向け前衛重視モデル。」という紹介でした。

 いろいろ調べても、どれにしたらよいのかを決めるのはむずかしいでしょう。もし、ラケットを買う予定がある場合には、ご相談ください。

 ラケットも大事ですが、ガットも大切です。上級者のような選手になると、ガットが切れることがあります。中学生の場合には、ガットが切れることはまずないでしょう。切れなくても、だんだんと緩(ゆる)んできたり、性能(せいのう)が低下(ていか)してきたりします。そのため、半年に1回は張(は)り替(か)えたほうがよいでしょう。一般的には、3か月がめやすとされています。もし、ガットの張り替えを

考えている場合には、ご相談ください。

 ラケットはなかなか買うことができないし、ガットも張り替えるのは、年に2~3回でしょう。ところが、グリップテープは違います。グリップテープを巻くと、ボールを打つときに、グリップがずれるのを防(ふせ)ぐことができます。特に、汗(あせ)をかくようになる夏場には、グリップテープが威力(いりょく)を発揮(はっき)するようになります。滑(すべ)り止めになるのです。また、グリップテープを巻かないと、打つときに手が痛(いた)くなる場合があります。

 グリップテープは、ヨネックスでもミズノでも、1本350円ぐらいなので、そう高くはありません。試合の前にグリップテープを新しくする選手が多いようです。もし、グリップテープを巻き直す場合には、ハサミを用意してもらえれば、すぐに巻きます。いつでも声をかけてください。

 家の中を探(さが)したら、娘が使っていたラケットが6本ありました。今度、練習にもっていくので、試しに使ってみてください。そして、ラケットの違いというものを実感(じっかん)してみてください。もちろん、6本ともに、新しいグリップテープを巻いていくようにします。

園長通信~こころ~ №362
                          バザール
                                                                                         2025.12.17
                                                                            
    この前、新潟の弥彦山に行った。ロープウェイに乗った。たった6分間で山頂駅に着くのだが、ガイドさんが付いていた。このガイドさんがすばらしかった。話し方、話す内容ともに人を惹きつけるものがあった。山頂に到着すると拍手が起きるほどだった。
 そこで、考えた。このガイドさんは、1日に何度話しているのだろう。ロープウェイは、15分間隔である。ガイドさんは他にもいる。それでも、1日に6分間×○回で、かなりの回数と時間を話しているのではないだろうか。いわば、話すことの繰り返し学習である。
 このガイドさんのすごいところは、何度も同じような話をしているはずなのだが、心がこもっていたのである。心を感じたのである。自分たちは何度も同じ話をすることができるが、お客さんにとっては、最初で最後のロープウェイ乗車になるかもしれない。そんな思いがあるのではないだろうか。勝手に思いを巡らせてしまった。
 多くの人は、人前でうまく話したいと思っているだろう。私もそうである。だが、今の学校教育は、このニーズに応えていない。昔からそうである。小学1年生から高校3年生までの間に、話す機会はある。だが、その回数と時間が少なすぎる。当然、うまく話すことができずに社会へと出ていく。学校教育ではなく、社会に出てから話すトレーニングをしている人が多いのではなかろうか。  

     では、学校教育の中で考えると、どの教科が話すことを担うのだろうか。すべての教科で話すことはできる。だが、取り立てて話すことの学習をしているのは、国語科であろう。国語科には、「話すこと」という領域がある。この国語科における「話すこと」の学習が問題である。これを改善しない限り、いつまでも話せる日本人は育成されない。                                          

    弥彦山ロープウェイのガイドさんのように、授業の中で話すことの繰り返し学習をすればいいのである。昔、国語の授業に「バザール方式」というものを取り入れたことがある。例えば、好きな本を人に紹介する。これを学級全体の前でやってしまうと、発表は1回で終わってしまう。これでは、発表はしたが、話せるようにはならない。
 お店を開く形にする。お客さんが来る。その度に、好きな本を紹介する。最初は、たどたどしかった話が、回数を重ねるうちに身振り手振りも入って、どんどん上達していく。話すことの繰り返し学習である。話す度に、反省点が出てくる。次の回で、それを改善していく。このような経験を積んでいくと、話すことのへの意識が変わっていく。
 今まで長きにわたり生きてきた。人前でうまく話せたことなどあっただろうか。バザール方式は、「話すこと」の学習を変える起爆剤になると思うのだが、どうだろう。弥彦山ロープウェイの名ガイドさんから、そんなことを考えさせられた。                                        
 

N中ソフトテニス部の軌跡 No.24 

                  全力応援団

                                   2025.12.16

 

    7年前から毎日のように文章を書いています。その前も、小学校や中学校の学級担

任をしていたときには、「学級通信」を書いていました。高校の校長になってからは、「校長室だより~燦燦~」を出し始めました。「燦燦」は、「さんさん」と読みます。中学校の校長になっても続けました。

 5年間で、1000号になりました。その中から100を選び抜き、『人生は、燦

燦と 校長室だより100選』(文芸社)を出版しました。2025年1月のことです。

 幼稚園の園長になりました。校長ではないため、校長室だよりは出せません。そこで、「園長通信~こころ~」を出すことにしました。結局、毎日のように書き続けて

います。文章としては、エッセイ、随想(ずいそう)です。

 内容はというと、思いつくまま書いているため、計画性はありません。何かテーマがあるわけでもありません。中学1年生から大学4年生まで、ソフトテニス(軟式テニス)を続けてきました。教員になってからは、指導者となりました。ソフトテニスとともに、もう40年以上も歩んでいることになります。当然、「校長室だより」に

も「園長通信」にも、ソフトテニスのことが出てきます。中学時代、高校時代の部活動のこと、指導する立場になってからのこと、そして、最近のことも入っています。

 今度は、「園長通信~こころ~」が本になりました。『人生を彩る6つのまなざし ー元校長が綴る日々を見つめ心を育てるエッセイ集』(クエーサー出版)です。「彩る」は「いろどる」と読みます。「綴る」は「つづる」です。

 この中にも、ソフトテニスのことが入っています。「全力応援団」というタイトル

の文章は、直接、N中ソフトテニス部のことを書いたものです。1月からは、アマゾン、楽天、三省堂書店オンライン、丸善ジュンク堂書店オンラインから購入できるようになります。また、私のところにも在庫があります。もし購入を希望の方は、連絡をいただければと思います。

 ソフトテニスは、その人の人生を彩るものになるはずです。私の場合はそうでした。ソフトテニスには、それだけの魅力があります。

 

『人生を彩る6つのまなざし』Amazon

『人生は、燦燦と 校長室だより100選』Amazon

 

 

N中ソフトテニス部の軌跡 No.23

                 安定した技術

                                         2025.12.16

 

     昨日の体育館練習は、1時間でした。体育館がなかなか取れないため、2時間できるのは特別で、1時間が当たり前だと思ってください。

 昨日の1時間は、あっという間でした。基本的な練習をしましたが、急にボールを打つ時間が短くなったためか、いいボールがとんだり、いいボレーができたりするときがあるかと思えば、そうでないときもあります。

 ある選手が言っていました。「先生、安定(あんてい)しません」その通りです。安定していないのです。まだ、技術として身についてはいないということです。しかし、うまくいくときがあるということは、できないわけではないということです。

 体というのは、意識(いしき)していれば、それなりに動けるものです。ソフトテニスという競技(きょうぎ)は、ラケットという道具(どうぐ)を使うスポーツです。道具には使い方があります。その道具を使ってボールを打ちます。いろいろな打ち方がありますが、いいボールを打つためのコツのようなものは、だいたい決まっています。それを意識しながら打つわけです。意識しながら打っていくうちに、だんだんと身についていきます。

 とりあえず土曜日に大会があります。どのくらい技術が身についたのかを確かめるにはいい機会(きかい)です。金曜日までの練習では、試合のことを意識して練習することが重要になってきます。

 例えば、乱打をやります。ただ打つのと、試合のことを考えながら、ねらって打つのとでは、だいぶ違います。ソフトテニスは、決められた四角の枠(わく)の中にボールを入れる競技です。したがって、ねらうことが大切になってきます。

 もう一度、今まで取り組んできた、低くかまえる、早くラケットを引く、左足を踏み込んで前で打つ、腰(こし)の高さで打つなどを頭に入れて練習していきましょう。ボレーであれば、前に出てネットの上でボレーする。サーブであれば、頭の上にトスを上げる、ひじを伸(の)ばして高いところで打つなどです。うまくいかなくなったときほど、基本的なことに戻(もど)ることです。それが、安定した技術につながります。

 練習時間が短くなりました。今まで以上に、1本1本考えながら打つことです。それが、1球1球を大切にするということです。

園長通信~こころ~ №361
                           動き
                                                                                          2025.12.16
                                                                            
    いつの頃からだろうか。どこに行っても、人の動きを見るようになった。だいぶ前の話になる。息子と娘の小学校で運動会があった。毎年、早起きをして場所取りに並んだ。競技中は、ビデオにカメラと大忙しだった。だが、ふと時間が空くと、先生方の動きを見ていた。観察していた。あの頃は、同じ教員だから興味があるのだろうと自分なりに理解していた。                          

    ところが、コンビニに行っても、ガソリンスタンドに行っても、飲食店に行っても、店員さんやスタッフの動きを見るようになった。それは、今でもずっと続いている。観察していると、いろいろなことがわかる。                                                                        

    毎朝のようにコンビニに立ち寄る。シフトが決まっているのだろうか。いつも店員さんは同じ顔ぶれである。それぞれに特徴がある。いつも笑顔でいい印象を与える店員さんがいる。その店員さんと会話を楽しむお客さんがいる。わかるような気がする。牛乳を購入したとき、その店員さんだった。「ストローをください」すると、2種類出てきた。「どちらになさいますか」「これでお願いします」数日後、牛乳のときに、またその店員さんだった。今度は「こちらのストローでしたね」さすがである。                     いつも行くガソリンスタンドがある。人事異動が激しいのか、入れ替わり立ち替わり、研修生という名札を付けたスタッフが入ってくる。こちらは常連だが、向こうは慣れてはいない。そのせいで、多少のトラブルが起きることがある。その度に、そのスタッフがどんな人かがわかる。        

    飲食店に行く。少ないスタッフの数で切り盛りしているお店がある。その一方で、妙にスタッフの数が多いお店もある。スタッフの動きにほとんど差を感じさせないお店がある。教育が行き届いているのだろう。そうかと思うと、スタッフによって動きがかなり違うお店もある。
 人を使うのは簡単なことではない。人を育てることはむずかしい。働いてもらうということは、成長してもらうということである。人を育てることに、とりわけ関心があるからだろうか。どこに行っても人の動きを見てしまう。そこから何かしらの勉強をしようとしている。                  

     だからといって、自分がすばらしい動きができるのかといったら、そうでもない。だが、なぜだか人の動きには興味がある。気になる。時折、見事な方に出会うと嬉しくなる。その人から勉強したくなる。その人にインタビューしたくなる。この症状は、これからも続くような気がする。今後も、動きがすばらしい方との出会いを楽しみにしたい。