犬も冬はさむい -8ページ目

犬も冬はさむい

読んだ本、映画などについての感想です。

ルームやフォトも充実させる予定ですのでぜひ御覧になって下さいませ。

珍しくネコ様に遭遇したので撮ってみました。

ぬこ3
警戒するネコ様。

ぬこ1
まだ警戒しているのか、こっちを見ていらっしゃいます。


ぬこ2
もう興味をなくされたようです(笑)


ぬこ4
ちょっと近くに寄らせて頂きました。


ぬこ5
帰っていくネコ様。


家ネコは逃げなくて撮影しやすかったです。
それにしてもかわいいなぁ(*´Д`)
青の炎 (角川文庫)/貴志 祐介


友人に本を課されたので読んでみました。

普段は読まないミステリー小説でした。
ただし探偵が犯人を推理していくというものではなく、
犯人が主人公で犯行への葛藤やそれに至るプロセスなどが描かれている、
倒叙小説というものです。
有名なものに「罪と罰」なんかが上げられるでしょう。

主人公は鎌倉にある高校に通う高校生。
どこにでもいるような普通の高校生と書きたいけれど、少し違うようです。
思慮深く、自分の考えがしっかりしており、頭がいい。
その理知的な思考回路は少し神経質すぎるかもしれませんが、
こんなしっかりした高校生はいないんじゃないかというぐらいの秀才です。

そんな主人公が母と妹を救うために、母の元夫である男を殺します。
完全犯罪を目論んで。


まぁ、なんという完全犯罪を犯すために色色考えます。
ラスコーリニコフ並みに考えます。グダグダと。

あんな奴は生きている価値がない。
他人に害を与え続けるだけの人間はきえるべきだ…etc

そう自分に言い聞かせて人を殺します。

そんな殺す前と殺した後の葛藤が延々描かれています。

文体も読みやすく、「罪と罰」なんかよりよっぽどわかりやすいので、
人間を殺すことによる葛藤を知りたい人には是非オススメです。

しかし、人間を簡単に殺す事はよくないな。

映画もあるらしい↓
青の炎

サッドヴァケイション


北九州が舞台です。

自分を捨てて出て行った母親と
大人になってから偶然出会うという話。

この一本の映画の中に人間の動物としての本性が見てとれます。
子孫さえ残せればよいという女性とそれが理解できない男性。
まぁ、僕にはこの映画に出てくる子供を捨てた母親の気持ちはまったく理解できませんでした汗

女性は強し、ということが多くの映画の中でテーマとされてきたのですが、この映画は一味違うようです。
強すぎて、心が広すぎて、どんなことにも動じない心、というかもう行き過ぎています。
どんな思想も純度を増して、度を超すと恐ろしいことになるのと同じかもしれません。
それは、ある意味美しいのかもしれないけれど、危ういものでもあるような、そんな感じです。
イッちゃっているという言葉が正しいかもしれません。

全体的に暗く、陰気な話で、登場人物もロクな人間は出てきません。
大体が犯罪者か精神障害者です(笑)

本当にコレでもかってくらい病気みたいな作品なので覚悟してみるとよいでしょう。
ある人間の本性みたいなものを垣間見ることが出来ます。

外国ではこれが日常なんだけれど、
日本は特殊な環境でしかこういうことが起きないので、まぁ平和な国なんだとも思いました。

ケンローチの作品ぐらい酷いだなコレハ(笑)
転々


オダギリジョー、三浦友和、小泉今日子、岸辺一徳なんかが出てます。

東京を散歩する話です。

監督が見た東京、撮りたかった風景、情景をパッチワークで繋いだような作品です。
あるあるネタじゃないけれど、まぁどこかで見たことある画が満載で、
本当に監督の趣味がよくあらわれています。
きっとコレ撮ってみたかったんだろうなって。

コメディです。
コント集みたいです。
ジャームッシュに似ているけれど、それより直接的と感じるのは日本の映画だからなのかな。
安心して笑えます。

天気が悪くて外に出られない日なんかに見るといいでしょう(笑)
タロットカード殺人事件


なにやら「名探偵コナン」に出てくる事件のようなタイトルですが、
これもウディ・アレンのコメディ&サスペンスでございます。

2007年とわりと最近上映された映画なので見やすいです。
だれでも楽しめるように出来てます。
トリックのウディ・アレン版と言えばわかりやすいでしょう。

犯人は最初からほぼわかっていて、トリックを推理していくというものです。
堤幸彦も言っていましたが、日本人はこの手の演出が大好きらしいです。
とくに「犯人は、あんただ!」とか「まるっと、ごりっと、お見通しよ!」、
「この紋所が目に入らぬか、水戸光圀候にあらせられるぞ!」などの
決めゼリフがあるともっとよいそうです(笑)


死体の傍らにはタロットカードが置かれているという連続殺人事件が起き、
事件のネタを握ったけど死んでしまった幽霊が、
ジャーナリストを目指す若い女子大生とウディ演ずるマジシャンの前に現れ事件の捜査を託す…
というものです。

本当に単純な話で最後まで盛り上がりに欠けるのですが、
彼のイギリス貴族に対するアイロニーと主演女優の人の水着姿だけで楽しめるでしょう(笑)

ウディ映画はいつもポップコーンとコーラが合うな。