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犬も冬はさむい

読んだ本、映画などについての感想です。

ルームやフォトも充実させる予定ですのでぜひ御覧になって下さいませ。

あけましておめでとうございます。


月並みな言葉だけれど、今年もよろしくお願いします。




フォレスト・ガンプ






新年早々、テレビでやっていたので見てみました。


5年ぶりぐらいかな。




主人公のフォレスト・ガンプがベンチで自分の人生を語る。


淡々と。やさしい語り口で。




簡単に説明するならば、ちょっと頭が悪くて、足萎えの少年だったフォレストが走ることを覚え、ベトナム戦争へ行き、ピンポンを覚え、エビを採って大儲けするっていうお話。






「僕は馬鹿だけど、愛することはわかるよ」っていうような純粋なフォレスト。


そんな純粋さが羨ましく思えます。


私事で申し訳ないのだけど、僕は物事を意識的な目でしか見ることが出来ないので、フォレストの純粋さは結構こたえました。


こんなに素直に生きられたらどんなに幸せだろうと。




だから、人間臭いダン中尉やジェニーのほうが好きです。






終始コメディタッチで書かれていますので、どなたでも愉しめる作品かと思われます。


ベトナム戦争についてはあまり言及しないで素直な気持ちで見ましょう。

オーデュボンの祈り (新潮文庫)/伊坂 幸太郎
伊坂幸太郎さんのヤツ。

未来を予測でき、 言葉を発することのできるカカシ。

未来が見えるのにそこから動くことができず、 ただ田んぼに立ち尽くすことしかできないカカシ。

そんな哀しいカカシが登場します。


少し暴力的な描写もあるけど、それに耐えられれば愉しめます。


春のそよ風のような作品。

フォト・ドキュメンタリー「NIPPON」

13人の新人写真家たちがそれぞれの視点で現代の日本を切り取っている写真集。

表紙の写真をみた瞬間にコレは買うべきだと直感しました。
郊外にありそうな新興住宅地に無表情の若者達が立っている絵。
この地中海風の建物の色(笑)

これらの家々は、何十年ものローンと引き換えに手に入れるべき安息の地でではなく、消費社会の最終地点を表しているようで恐いです。


明るく楽しく、全ての人が等しく幸福。

そんなものはありえないのに、人々はそれを目指す。
この黄色い家のように上辺だけ陽気に。


まぁ、とにかく写真は対象を直感的に捉えるという点に於いて、いい道具だと思いました。

あぁ、いいカメラ欲しいな。

なんだこのまとめ(笑)

ストレンジャー・ザン・パラダイス








ジム・ジャームッシュ作品。




淡々と物語が進む。



ハンガリー人であることがコンプレックスの男。

アメリカ人の友人の男。

ハンガリーから逃げてきた、いとこの女の子。

この3人の話。



ショートストーリーがいくつも繋がって一つの物語が形成されているのですが カメラの動きがほとんどなく、一つのシーンに継ぎ目がない。

こういうのは「ワンシーン・ワンショット」っていうらしいです。

そしてシーンとシーンの間に必ず黒い画面が入ります。

シンプルですが、それが逆に斬新です。



お気に入りのシーンは、

自分から面白い話をしようと言い出した男が、何度も言い直した挙句、最後にはグダグダになって「忘れた」というシーンです。

忘れたはないだろと(笑)



まぁ、他にもシニカルが効いたシーンばかりなのでニヤりとさせられること間違いなしです。



「新しいところに着いたのに、どこも同じに見える」

などというセリフが出てきたりと現代批判などもしっかりされてますのでそういう意味でも楽しめます。

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)/J.D.サリンジャー


有名な小説「ライ麦畑でつかまえて」を読んでみました。

ライ麦畑で鬼ごっこをするという例の話です。
主人公の青年がひ弱なものだから、なかなかつかまえられなくて若干イライラするのだけれど、これがケッコウよいのです。



というのは冗談…

まるで誰かさんを見ているようで恐ろしいです。
このくそったれな世界な世界を許すことが出来ない青年の話。
それにしても「くそったれな世界」っていい言葉ですな。


大人になれない人も大人になった人も読んでみて下さい。

それにしても、妹のフィービーは可愛すぎます。
あと、最初に「母に捧ぐ」ではじまってるのもグット。