誰かや何かに対して執着していると
苦しいですよね？
執着を手放したいと思っても
うまくいかないのには理由があります。
人が何かに執着してしまうのは
本当の感情（気持ち）を
見ないようにするため。
なぜ
本当の気持ちを見ないようにするのか？
それは
辛さを感じたくないから。
執着してしまう対象が
-
許せない人
-
お金
だとして…
-
の場合は
「許さない」に執着しているのではなく
「傷ついた」
-
の場合は
-
「お金」に執着しているのではなく
「みじめな思いをしたくない」
などが、本当の感情（気持ち）。
でも
その本当の気持ちを感じると辛い・・・
だから
別のところに目を向けて
自分を守ろうとしている。
たとえば
パートナーの浮気が発覚して
ショックを受けた。
本当の感情は「悲しい」
それを誰かに分かってもらおうと
そういう気持ちになった理由を探すうちに
感情（気持ち）に変化が起きる。
悲しい・辛い
↓
うまくいっていると思っていたのに
↓
頑張っていたのにひどい！
↓
裏切るなんて許せない！
↓
ムカつく！
最初は「悲しい」という感情だったのに
いつの間にか
「許せない！ムカつく！」になってしまう。
お金に強く執着している場合は
お金がないことで
惨めな思いをした経験から
その惨めな思いを感じたくなくて
お金に執着してしまう。
「執着」を感じている時は
本当の感情が
別の感情に入れ替わってしまっている。
私たちは傷つきたくないし
悲しい思いをしたくない。
本当の感情（気持ち）を相手に伝えて
受け入れてもらえなかったら更に傷つく。
だから
裏切った相手に対して
「怒っている」
という別の感情をぶつけて
これ以上傷つかないように守っている。
でも
本当の気持ちは伝わらないので
モヤモヤしたまま。
それが「執着」という状況。
執着の裏には
“わかってほしい気持ち”がある。
「許せない」という執着には
悲しい気持ちや傷ついた気持ち
罪悪感という執着には
「自分はダメな人」という気持ちなど
わかって欲しい気持ちを無視したまま
執着は捨てられない。
ほんとうに
わかってほしい相手は自分。
自分でも気づいていない気持ちを
自分にわかってほしい。
気づいて欲しかった気持ちに
自分が気づくだけで
執着は手放すことができる。
そして
執着を手放すことで
怖いことが起こりそうだという損
許したくない相手を許す
悔しさを収めるという損
負けたくないのに
負けを認めるという損
今までやってきたことが
無駄になりそうだという損
そんな損を引き受ければ
執着や悩みから解放される。
執着は手放してもいいし
執着していてもいい。
執着を捨てようと思っても手放せないのは
執着を捨てたくない感情（損したくない等）が
張り付いているから。
“執着を捨てるとどんな不都合があるのか”を
考えてみるといいかも。
もし
何かに執着して苦しいなら
自分の
本当の気持ちに気付いてあげて。
自分で自分を
わかってあげて。
どうしても
一人では見つからなくて
辛いときには
相談してみてね。
今日もあなたの心が穏やかで
愛に満たされますように。
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「私だけが辛い」という悩みは手放しましょう
