私は
男の子に生まれてこれなかった。
そのうえ
体も弱く
デキも悪かったので
自分のことを
両親の期待に応えられず
”両親を悲しませる存在”
だと思っていた。
だから
認められたくて
ずっと頑張っていた。
でも
どれだけ頑張っても
男の子にはなれないし
熱も出すし
デキの悪さも隠せない。
どこまでも
愛されないと思っていた。
ほんとうは
女の子のままで愛されたかった。
体が弱くても
デキが悪くても
そのままで愛されたかった。
数日前
久しぶりに両親と食事に出かけた。
そのとき
両親に先日の夜遊びを告白して
写真も見せてみた。
どんな反応が来るのか
ビクビクしながら…
あんなにも厳しかった両親が
「すごい」
「かっこいい」
「きれい」
と、褒めてくれた。
きっと
嫌なことを言われると
覚悟していたのに
喧嘩になるかもしれないと
思っていたのに
二人とも
ニコニコ笑っている。
私は戸惑いながら
ナンパされたことも話してみたら
嬉しそうに
「そうかー」と聞いている。
私の再婚を望んでいるから
モテ話は嬉しいのかもしれない。
この際だと思い
再婚願望がないことも伝えてみたら
心配そうな顔をした両親。
再婚はしないと思うけれど
頼れる男性はいること
それ以外に
大切な仲間
心友や魂友の存在
心屋の師匠や先輩方
そして
私に心を開いてくれる
クライアント様たち
たくさんの人の愛の中で
幸せを感じて暮らしていること
女の子に生まれたからこそ
得ることができたものの数々
話すうちに安心してくれたようで
笑顔が戻った。
「この歳でモテ期ってありがたい話やね」
なんて笑いながら
「可愛く産んでくれてありがとう」
と言ってみた。
（女の子に産んでくれてありがとうという意味）
二人とも
とても嬉しそうに笑った。
女の子に生まれてきたことで
今の私は幸せだ。
長い間
あんなに苦しんでいたのに
こんなふうに
心から思える日が来るなんて・・・
とても厳しく育てられたのは
きっと私は子供の頃から可愛くて
両親は心配だったんだ。
(しらんけど)
そして
私が望む形ではなかったけれど
私はちゃんと愛されていた。
(しらんけど)
そういうことにしておこう。
いま
こんな私を
そのまま受け入れてくれていることが
両親の愛だと受け止めている。
手をどけたらパンツが見えるから
座っている間ずっとこのままだった
今日もあなたの心が穏やかで
愛に満たされますように。
特別レッスン
