「ともこと一緒に
リッツ・カールトン京都の
アフタヌーンティーに行きたい。」
大好きな仲間から
大好きな場所へのお誘いに
即答で
「行く~!いつ行く?この日ならいけるよ!」
とノリノリだったのですが
彼女が
「やったー!ご馳走させてね。」
と言い出して
いや
なんでやねん
おかしいおかしい
それはあかん
お願いやから払わせて
となりました。
私は
人にご馳走するのは好きですが
されるのは苦手なのです。
相手が男性ならウェルカムなのですが
同性となると話は別です。
それが年下であったりすると
むしろ私がしてあげなくちゃ!
と思うのです。
彼女は年下で
しかも働いていません。
だから
ご馳走になるなんて無理!!!
と 断ったのですが
彼女なりに理由があり
結局は
ご馳走になることになりました。
私にとってのバンジーです。
ご馳走になると決めたものの
ざわざわしながら過ごし
いざ当日
会うと嬉しくて楽しくて
時間を忘れて過ごし
気付くと夕方になっていて
え?ここ竜宮城?
と思ったほどでした。
で
いざお会計となったとき
ご馳走になることを思い出して
背中に汗をかきました。
彼女がお会計しているのを見て
そわそわし
胸のざわざわも半端なく
足の裏もむずむずしていました。
手のひらや脇も汗をかきながら
「ありがとう。ご馳走さまでした」
と 頭を下げました。
彼女は嬉しそうに笑っていました。
その笑顔を見て
私は良いことをしたのかもしれないと
はじめて思えました。
ずっと
自分を犠牲にしてまで
誰かのために頑張らないとダメだった私。
今はもう何も頑張っていないつもりでした。
それでも
『存在給』の高い彼女から
頑張らなくても生きていける
生きているだけで愛される
ことを改めて教えてもらいました。
別れ際
ハグしながら
感謝の気持ちを体でも表しました。
そして
「今日はありがとう。ご馳走さまでした。」
もう一度言ったとき
今度は汗をかきませんでした。
歩いていく彼女の姿が
とても美しく見えました。
私と彼女の心の旅の途中での
ひとつの大きな出来事でした。
たから、ありがとう。
今日もあなたの心が穏やかで
愛に満たされますように。
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