- 生命保険入門 新版/出口 治明
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ライフネット生命の社長が書く生命保険概論。ライフネット生命の社長と言っても元々は日本生命のエリート街道を突っ走ってきた人のようで、世界的な視野から業界全体を語るだけでなく、将来の明確なビジョンを語ってしまっている。まあこの、明確なビジョンのひとつのかたちがライフネット生命なわけだけど。最近でこそ週刊ダイヤモンドなんかで生命保険の実態が明らかになっちゃっているが、かつては生命保険は業界全体として商品内容を完全にブラックボックス化していた。なぜかというと、いろいろバレたくないから。生命保険ってものすごく高い金を払ってるわけだけど、実は無駄だらけだということに早く気づいたほうがいいです。いらない特約とかいっぱいついてますから。というようなことを、生保業界のお偉いさんが舌鋒鋭くずばっと言ってしまうのが本書の魅力。え、そんな赤裸々に言っちゃうのっていう。著者は非常な読者家であるためか、文章がやたら上手くて読みやすい。単に読み物としても面白いかもしれない。
一応、著者がオススメする設計は以下のとおりらしいです。保険は最小限かつシンプルでいいぞということらしい。
◆死亡保険・・・子供が大学を卒業するまでの間、3000万円程度の定期死亡保険(掛け捨て)を購入。(必要であればこれに共済等をプラスアルファ)
◆医療保険・・・日額5千円~1万円程度の終身医療保険(掛け捨て)を購入。
◆年金保険・・・定額の終身年金保険を、退職金等を原資に一時払いで購入。
ちなみにライフネットとかネクスティアのネット生保だと、まったく同じ商品が大手生保よりたぶん3割以上安いです。営業のおばちゃんの経費かかってないから。短所もあるらしいけど保険料なんてほぼ安心料なんだから、安いのでええんちゃうかという気がする。高い買い物なんで、保険に入るときは必ず勉強してから入ったほうがいいです(ちなみに自分は考えた末、今入ってるのは共済のみです)。週刊ダイヤモンド(もしくは東洋経済)の保険の回をとりあえず薦めますが、さらに深く知りたい方には本書を薦めます。