![]() | 禅と日本文化 (岩波新書) (1940/09) 鈴木 大拙 商品詳細を見る |
「オレは何者か」ということに結構興味があって、それを考えるためにはまず「日本人は何者か」ということを考えねばならん、と思うようになった。それで読んだのがこれ。名著。
これも原文英語の逆輸入品、1938年の著。
われわれは極めて特殊な人種である。そう思って色々調べてるとこの思いは強まる一方である。別に日本人が優秀だという意味で特殊と言ってるのではない。「変わってる」のだ。
天皇制という名ばかりの王政がこれほど長く続いた謎に対して、あの丸山眞男すらお手上げだったと聞くよ。最近は日本人だって欧化され変化してきた、というが、日本人の性質の底の部分を流れるものは何も変わってはいない。
この本は禅についての本だが、日本人の性質の底流を垣間見ることができる。
内容は簡単に説明できる。
要するに、「バガボンド」読めってこと。
あれで禅はまるわかり。
「天下無双とはただの言葉」なのです。
「見るともなく全体を見る。それが見るということ」なのです。
考えて考え抜けば考えなくなること、言葉を信頼しすぎないこと、ひとつのものにとらわれないこと、すべて禅の思想だ。
大体、沢庵は禅僧だし、宮本武蔵も禅門に入っている。まさにZENマンガ。
「禅と日本文化」は非常に面白いが、やや読みにくい。現代の禅の教科書「バガボンド」を禅的な視点から読むのが一番面白いし、ためにもなりましょう。
